✔ 3.食堂 2 〜 忙しい朝食 2 〜
ウェイトレス
「 ──注文をキャンセルさせて頂きました 」
セロフィート
「 有り難う御座います 」
ウェイトレス
「 ──此方が今朝、お客様が注文されましたメニューになります 」
ウェイトレスは持っていた注文帳から、お客様控えを取り剥がすと、セロフィートに手渡した。
セロフィート
「 有り難う御座います。
マオ、行きましょう 」
マオ
「 ──セロ、オレは悪くないんだからな!
普通の反応だろ?
なぁ、何でオレが悪者みたいになってんだよ〜〜〜 」
セロフィート
「 マオ、毎日が順調とは限りません。
偶にはイレギュラーな事が起こる時もあるでしょう。
其だけの事です。
ウェイトレスさんを責めても解決しません。
ウェイトレスさんに八つ当たりするのは筋違いです 」
マオ
「 はぁぁ?!
オレ、八つ当たりなんてしてないだろ〜〜〜 」
セロフィート
「 そうです?
怖い顔で迫りながら、声を荒げて脅してましたけど? 」
マオ
「 迫ってないし、脅してもないよ!
誤解される様な事言うなよ〜〜〜 」
セロフィート
「 そうです?
なら、ウェイトレスさんに謝れますね? 」
マオ
「 ええっ?!
何でオレが謝るんだよ〜〜〜 」
セロフィート
「 謝りたくないです? 」
マオ
「 ……………………ウェイトレスさん、御免なさい… 」
ウェイトレス
「 い、いぇ…とんでも御座いません!
此方の不手際でお客様に御迷惑と不快な思いをさせてしまったのは事実ですので…。
誠に申し訳ありません…… 」
セロフィート
「 ワタシは良いのです。
トラブルには慣れてますし。
──マオ、行きましょう 」
マオ
「{ トラブルを起こすのはセロの方だけどな〜 }」
セロフィート
「 何か言いました? 」
マオ
「 な、何も言ってないけど! 」
セロフィート
「 ちゃんと聞こえてました 」
マオ
「 鎌掛けんなよ〜〜 」
セロフィートとマオは席を立つと食堂から出た。




