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❗2.宿泊室 3 〜 本を読もう 3 〜


セロフィート

しょうかんしっぱいしてます。

 なにしょうかんされてません」


マオ

「…………そんな…。

 ……あとあじわるものがたりだな…。

 3つはどうなるんだよ?

 ちちおやころしたりゅうと〈 そうせいほう使つかい 〉をうらまないのか?」


セロフィート

「どうでしょう?

 3つったところものがたりわってます。

 ぞくへんもないようですし…。

 『 どくしゃにおまかせします 』てきわりかたですね」


マオ

「…………りゅうむくわれないよ…」


セロフィート

りゅうてんめば、そうおもうでしょうね」


マオ

りゅうてん??」


セロフィート

ものがたりは、ぜんぺんちゅうへんこうへんかれてます。

 ぜんぺんは〈 ゆうしゃてんかいすくためぼうけんものがたりとしてかれてます。

 ちゅうへんは〈 ゆうしゃたちひったたかすくわれたはずかいこうはいしてなかで、かいすくった〈 ゆうしゃ 〉が “ ちくゆうしゃ ” となっていくけいと “ ちくゆうしゃ ” がおこなかず(かず)しょぎょうについてがかれてます。

 なか(なか)げきないようとなってます。

 こうへんは『 とあるけいかく 』をじつげんさせるためちくゆうしゃられた〈 りゅう 〉をすくたびりゅうてんものがたりかれてます。

 〈 りゅう 〉のきゅうしゅつかないませんでしたけど…」


マオ

「へ、へぇ……。

 3さくなんだ…。

 どおりであつほんだとおもったよ…。

 ──じゃあ、セロがオレにかせてくれたのはこうへんぶんなんだな?」


セロフィート

「そうです。

 こうへんしょう(しょう)ディープなないようはいってます」


マオ

「そ、そうなんだ?」


セロフィート

ものがたりしんくろまくは、りゅうきょうりょくした〈 そうせいほう使つかい 〉ですし」


マオ

「はぁぁ?!

 〈 そうせいほう使つかい 〉がラスボスなのかよ??」


セロフィート

「そうです。

 さくちゅうにはどくしゃにおわせるていにしかかれてませんし、1んだぐらいではけません。

 かいすうかさねると、しんくろまく──かいてきが、〈 そうせいほう使つかい 〉であることきます。

 ちくゆうしゃは、あくではなく〈 そうせいほう使つかい 〉のがいしゃであり、せいしゃであることにもきます。

 そうなると『 ちくゆうしゃ 』とわれてでも、かいすくために、どうにかしてでも〈 そうせいほう使つかい 〉をころしたかった “ げきゆうしゃ ” がしゅやくさいまでむくわれなかったかなしいものがたり──というかたます」


マオ

「お、おぅ……」


セロフィート

こうへんしゅやくりゅうですから、ちくゆうしゃあくきょう調ちょうするわるものとしてあくめてかれてますし、〈 そうせいほう使つかい 〉はしゅじんこうりゅうだすけするぜんにんとしてかれてます。

 いろ(いろ)むずかしいものがたりではあります。

 おもしろいのでワタシはきです」


マオ

「…………オレはえんりょしたいかな…」


セロフィート

「ふふふ。

 やっとほんさいまでえれるようになったマオにはむずかしいでしょうね。

 ──ちょうかんになりました。

 ほんはなしこれわりにしましょう」


マオ

「──あっ、もう1730ぷんぎてるじゃんか。

 ゆうだ、ゆう!!

 はやく《 しょくどう 》にこう!」


セロフィート

「はいはい。

 かさないでください」


 セロフィートはじたほんを《 ほう(マジカル)じん(サークル) 》のなかれると、しずかにベッドからこしかせてがった。


 あくまでセロフィートのペースをくずさずにだ。


 あいだにマオは、ブーツのわりにためようされているルームシューズをえており、ドアをけたじょうたいでセロフィートをっていた。


マオ

「セぇ〜〜〜ロ゛ぉ〜〜〜〜!!

 おーーそーーい〜〜〜!

 はやくしろぉ!!」


セロフィート

「はいはい。

 マオのせっかちさん」


 あくまでマイペースなセロフィートは、あきらかにいら(いら)しているマオのようたのしみながら、ルームシューズをえ、《 宿しゅくはくしつ 》をた。


──*──*──*── 廊下


 セロフィートがろうたのをかくにんしたマオは、すかさずドアをめた。


 わざ(わざ)カギけるひつようがないため、マオはセロフィートのうしつとかいだんむかかって、セロフィートのなかりょうしながらあるいた。

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