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❗2.宿屋街 1 〜 宿屋へ行こう 1 〜


──*──*──*── 宿屋街


 セロフィートとマオは、エイラクトミスタのあんないで《 こうばん 》がはいしてくれた《 宿やど 》へかっていた。


 になった《 こうばん 》をあとにするときには、いている〈 けいさつかん 〉のそうおくられることになった。


 けんそうかいけつねがうセロフィートからのそうきょうりょくとして、たいりょうの〈 こうせき 〉をセロフィートが《 こうばん 》へした──ということになったらしく、かんしゃちをめてのりだったようだ。


 セロフィートは〈 けいさつかんたちに『 〈 こうせき 〉をあくようすると〈 たいりくしんエルゼシア 〉から、そうおうむくいをけることになる 』ことおしえ、『 けっして〈 こうせき 〉をあくようしないように!! 』とねんしをし、キツくかせた。


 マオもあたまげて、しんけんに『 あくようだけはしないように 』となんもおねがいをした。


 〈 けいさつかんたちは『 〈 たいりくしんエルゼシアさま 〉〈 しんこうしんエルゼシアさま 〉にちかって、〈 こうせき 〉のあくようけっしてしない!! 』とちかってくれはした。


 しかし、ことどおしんめてくれたのかは、セロフィートとマオにはからない。


 『 〈 たいりくしんエルゼシアさま 〉〈 しんこうしんエルゼシアさま 〉にちかって、〈 こうせき 〉のあくようけっしてしない!! 』と〈 けいさつかんたちは、〈 おんじつじょう 〉のつくりしにん(セロ)ぎょう(フィート)であるセロフィート・シンミンのまえちかってしまった。


 ちかってしまったじょうちかいをやぶことしてゆるされず、やぶったものには、──というきびしいきょっけいけている。


 “ やくそく ” ならば、いのちまでられることはなかったが、 “ ちかった ” じょういたかたいのである。


 つねおもしろこときることたいしているのがセロフィートである。


 かいにはあんに “ ちかい ” をててはいけないそんざいじつざいする。


 そんざいは、ひと(びと)かみあがめている〈 おんじつじょう 〉である。


 〈 おんじつじょう 〉にたいしててたちかいはなによりもおもく、つねに “ おためし ” がかり、とどまれるつよさをたしかめられる。


 “ おためし ” にかり、ちかいをやぶってしまったあいは、きびしくばっせられてしまう。


 にんげんにはられていないことである。


 えず、じつざいするかもあやしく、たしかめるしゅだんもないそんざいに “ ちかう ” ということおもさもきびしさもようがない。


 セロフィートは〈 けいさつかんたちに『 あくようしないように 』とはしたえはしたが、しんじつおしえなかった。


 〈 けいさつかんたちに “ やくそく ” ではなく、 “ ちかい ” をさせたセロフィートにはあきらかにあくがあったわけだ。


 〈 けいさつかん 〉のなかから、ちかいをやぶり、むくいをけるものれだけあらわれるのか──。


 それは、またべつのおはなしで★


 そんなわけで、〈 けいさつかんたちおくられながら《 こうばん 》をったのである。


マオ

「……ほんとうだいじょうなのかなぁ…」


セロフィート

「マオ、〈 けいさつかん 〉のみなさんをしんじましょう。

 みなさん、〈 たいりく(しんこう)しんエルゼシア 〉にちかってくれましたし。

 ですよね、エイミスさん」


エイラクトミスタ

「そうよ、マオくん

 みんな(警察官)の≪ 港町ピレトレッシン ≫のあんまもる “ せいかた ” なんだもの。

 あんしんしてくれていいわ」


マオ

「うん…」


エイラクトミスタ

「( ──はぅん(////)

   うれいてるマオきゅんもかいぃん(////)

   あ〜〜〜ん、ぎゅ〜〜〜ってしたい〜〜〜ん(////) )

 ──セロフィートさん,マオくんきました。

 此方こちら私達(こうばん)はいさせていただいた《 宿やど 》になります!」


マオ

「──が…。

 りっな《 宿やど 》だね、エイミスさん。

 《 宿やど 》なのにまえつよそうだよ」


 マオはかんばんかれている《 宿やど 》のまえおどろいた。


エイラクトミスタ

「《 宿やど(クルセイルてい) 》の『 クルセイル 』は、えいゆうまえなのよ」


マオ

えいゆう??」


エイラクトミスタ

「そうなの!

 ≪ 港町ピレトレッシン ≫には、えいゆうでんせつかずおおのこっているの。

 かいがあれば《 しょかん 》へってみて。

 おもしろほんたくさんめるから♪」


セロフィート

ってみます」


マオ

「セロ、ほんむのきだもんな」


エイラクトミスタ

とくえいゆうクルセイル・セカインドがしゅやくえいゆうでんおおいのよ」


マオ

「へぇ〜。

 えいゆうまえを《 宿やど 》のまえにしちゃうなんて、よっぽどえいゆうクルセイルがきなんだね」


エイラクトミスタ

「そうよ。

 一寸ちょっとしたゆうめいじんなのよ」

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