セロフィート
「 仮に売れ残ったとしても〈 テフ 〉へ変換すれば良いですし。
在庫で困る事もないです 」
マオ
「 そうだな〜〜。
良いんじゃないのか?
オレもどんな手巾なのか気になるし 」
セロフィート
「 決まりですね♪
今回も《 セロッタ・カンパニー 》の新商品として売りましょう。
手巾をコレクション出来る専用バインダーを付けた限定販売もしましょう。
専用バインダーと手巾1枚セットで2.000Qです 」
マオ
「 専用バインダーって……。
手巾をバインダーに入れてコレクションする奴なんて居るのかよ… 」
セロフィート
「 使う人も居るでしょうけど、封を切らずに保管してコレクションする人も居ます。
使用用,自慢用,鑑賞用,保管用等様々です。
専用バインダーはマギ法ほうタ師し,マ魔まギ術じゅつル師し,レ錬れんギ金きんン術じゅつシ師し,ジ呪じゅュ術じゅつロ師しの魔ま法ほうマジカル陣サークルに合あわせて、4種しゅ類るい用よう意いします 」
マオ
「 そですか…。
でもさ、専せん用ようバインダーに付つける手しゅ巾きんハンカチって普ふ通つうの手しゅ巾きんハンカチなのか?
専せん用ようバインダーだけでも1.500Qクインもするだろ? 」
セロフィート
「 専せん用ようバインダーに付つける手しゅ巾きんハンカチは限げん定てい品ひんに決きまってます 」
マオ
「 限げん定てい品ひん?? 」
セロフィート
「 はい♪
店てん舗ぽオリジナルサイン入いりの手しゅ巾きんハンカチです。
普ふ通つうの手しゅ巾きんハンカチの魔ま法ほうマジカル陣じんサークルは印いん刷さつですけど、サイン入いり手しゅ巾きんハンカチの魔ま法ほうマジカル陣じんサークルは刺し繍しゅうにします。
そうですね……、金きん色いろゴールドの糸いとが良よいでしょう。
にゅい賢者の石が居いるので金きんもタダで手てに入はいりますし♪ 」
マオ
「 そだな…… 」
セロフィート
「 実しつ用よう的てきな手しゅ巾きんハンカチにする為ために、肌はだ触ざわりも良よく、吸きゅう水すい性せいも高たかく、丈じょう夫ぶな手しゅ巾きんハンカチにしましょう。
手しゅ巾きんハンカチの生き地じは── 」
マオ
「( セロ、楽たのしそうだな。
余よ計けいな事じ件けんを起おこさないでくれるなら、もう此この際さい、何なんだって良いいよ… )」
手しゅ巾きんハンカチの事ことを楽たのしそうに話はなしてくれるセロフィートを見みながら、マオは大人おとなしく話はなしを聞きくのだった。