32/150
✔ 2.交番 1 〜 目覚め 2 〜
──*──*──*── 交番
何時もより不安そうで弱気なマオに優しく微笑んだセロフィートは、マオの右手の甲の上に、そっ…と自分の手を重ねた。
自分の手にセロフィートの手が触れた事で、セロフィートを感じる事が出来たからなのか、マオは少しだけ安心した様な表情をした。
セロフィート
「 君の為だけに子守唄を歌いましょう 」
マオ
「 …………良いの? 」
セロフィート
「 構いません。
君の為です 」
マオ
「 …………セロ…有り難う(////)」
セロフィート
「 さぁ…目を閉じてください 」
マオ
「 ……うん(////)」
マオが目を瞑ったのを確認したセロフィートは、マオの頭を優しく撫でながら子守唄を歌い始めた。
セロフィートがマオの為に口ずさんでいる歌は、子守唄には似つかわしくない “ ドナドナ ” の歌だった。
然も、聞いたら死にたくなる様なドナドナver.だった。




