21/150
✔ 1.酒場街 〜 酒場の裏口 〜
──*──*──*── 酒場街
──*──*──*── 酒場・オムニア
──*──*──*── 裏口
酒場の裏口のドアの前に立ったマオは、セロフィートから鍵を受け取るのを忘れていた事を思い出した。
やっちまったなぁ〜〜〜感を抱きながら、裏口のドアノブを掴んだ。
仮に鍵が掛かっていたら、表から入るしかない。
『 裏口を使ってください 』と言われ、大事なスペアキー迄貸してくれたというのに、表から入ったりでもしたら、クラッドウォウノから怒られてしまうだろうか?
マオはゴクリ…と唾を飲み込むと、駄目元でドアノブを回してみた。
マオ
「 ──っ!!
回った! 」
どうやらマオの杞憂だった様だ。
安心したマオは、ホッと胸を撫で下ろした。
裏口のドアを開けたマオは酒場の店内へ入った。




