✔ 6.鉱山 10 〜 鉱石採掘体験 10 〜
──*──*──*── 採掘所
エイクルさんの案内で無事に採掘所に戻って来れたセフィーナとマーリンは、採れた鉱石の種類を調べる事になった。
セフィーナとマーリンはエイクルさんに促されて、テーブルと椅子のある場所へ移動した。
セフィーナとマーリンが椅子に腰掛けて、テーブルの上に採れた鉱石を並べている間、エイクルさんが鉱石の種類を纏めてあるファイルを持って来てくれた。
テーブルの上にファイルを広げ、手元にある鉱石とファイルの資料を見比べながら鉱石の種類を調べた。
資料を見て調べてみた結果、装飾品に使えそうな鉱石は3個しかない事が判明した。
正確には直に鉱石を磨いてみないと判らないらしいんだけど、装飾品に使える鉱石が3個しかない事にオレはガッカリしてしまった。
…………16個もあるのに3個しか装飾品に使えないなんて……。
納得出来ないんですけど!!
器人形:セフィーナ
「 3石も装飾品に出来るなら良かったわ。
ね、マーリン♪ 」
マオ:マーリン
「 え…?
う、うん…そうね… 」
何だか釈然と出来ないオレは、歯切れの悪い返事をしてしまった。
嬉しそうに喜んでいるセフィーナは、態とらしく喜んでいる様には見えない。
装飾品に使えない残りの13個の鉱石はどうなるんだろうか…。
マオ:マーリン
「 エイクルさん、残りの鉱石はどうなるの? 」
エイクル
「 磨いて綺麗にするよ。
採った鉱石は一ヵ所に集められた後、仕分け職人が装飾品用と装飾品外に分別されるよ。
別々の場所へ運ばれたら、仕分け職人が種類別に仕分けるんだ。
別々の場所へ運ばれたら、鉱石に合った磨き方をして綺麗にするんだ。
其の後にも色々な作業行程があって、加工されて装飾品が出来上がったり、お土産品になったりするんだよ 」
マオ:マーリン
「 そうなんだ…。
鉱石を磨くのも体験出来るの? 」
エイクル
「 勿論、出来るよ。
鉱石を持って付いておいで 」
器人形:セフィーナ
「 は〜〜い 」
マオ:マーリン
「 うん 」
セフィーナには装飾品に使える3個の鉱石を持ってもらった。
オレは装飾品に使えない13個の鉱石を持った。
最初にエイクルさんに案内された所は、鉱石を装飾品に変える為の場所だ。
其処で装飾品に使える鉱石を渡して、磨いてもらってから装飾品に加工してもらう。
どんな装飾品にしたいのか希望があれば聞いてもらえるし、デザインの資料も沢山あった。
オレは伯父さん,マーフィ,ラオインダにブローチを贈りたいと思っている。
日頃の御礼にブローチをプレゼントしたい事を伝えた。
男性用と女性用のデザインがある事を教えてもらえたから、オレは男性用のブローチを作ってもらいたい事を伝えたら、男性用のブローチのデザインが描かれている資料を見せてもらえた。
お洒落なブローチのデザインが沢山描かれていて、何れにしたら良いのか迷ってしまう。
3つとも御揃いにするか、違うデザインにするか、選り取り見取りで本当に迷っちゃうな〜〜〜。
困った時や迷った時は、セロに相談してみよう!
マオ:マーリン
「{ ──セロ、ブローチだけどさ、何のデザインが良いと思う? }」
器人形:セフィーナ
「{ マオが『 此だ 』と思ったデザインを選べば良いです。
自分の直感を信じなさい }」
マオ:マーリン
「{ 選んでくれないのかよ! }」
器人形:セフィーナ
「{ ワタシが選んでどうします。
贈り主は君でしょう。
マオが選ぶ事に意味があります }」
マオ:マーリン
「{ そんな〜〜〜。
決められないから相談してるんですけど! }」
器人形:セフィーナ
「{ 贈る相手を思い浮かべてみなさい。
胸元にブローチのデザインを思い浮かべたら、似合うかイメージしてみなさい }」