器人形:セフィーナ
「 今より犯罪も増加して、≪ エルゼシア大陸 ≫から安寧や秩序が消えてしまうわ。
同性婚の容認する事は、犯罪に手を染める事と同じくらい罪深い事なの 」
エイクル
「 …………セフィーナちゃんは、難しい事を知ってるんだね…。
お兄さん吃驚だなぁ…。
ははは… 」
器人形:セフィーナ
「 そうなの?
〈 大陸りく仰こう神しんエルゼシア 〉の教おしえの一いち部ぶよ。
誰だれでも神しん聖せい堂どうで学まなべる筈はずよ?
神しん聖せい堂どうへ行いけば〈 大たい神しん陸りく仰こう神しんエルゼシア 〉の教おしえが説とかれている信しん仰こうの指し針しんを頂いただけるわ。
エイクルさんは行いった事ことないの? 」
エイクル
「 ないかな。
神しん聖せい堂どうは≪ 都みやこ ≫と≪ 王おう都とカルセライル ≫にしかないだろ?
≪ 港みなとピレト町まちレッシン ≫から出でた事ことがないからなぁ… 」
器人形:セフィーナ
「 そう…。
≪ 街まち ≫や≪ 町ちょう ≫にも神しん聖せい堂どうを建たてるべきね。
陸りん民みんは〈 大たい神しん陸りく仰こう神しんエルゼシア教きょう 〉の信しん徒となのだもの。
陸りく民みんの全ぜん員いんに〈 大たい神しん陸りく仰こう神しんエルゼシア 〉の教おしえを学まなぶ権けん利りがあるわ 」
エイクル
「 教きょう会かいならあるけど?
教きょう会かいでも〈 大たい神しん陸りく仰こう神しんエルゼシア 〉の教おしえは学まなべる筈はずだよ 」
器人形:セフィーナ
「 確たしかに≪ 町ちょう ≫にある教きょう会かいでも、≪ 街まち ≫にある聖せい堂どうでも〈 大たい神しん陸りく仰こう神しんエルゼシア 〉の教おしえは学まなべるわ。
だけど、教きょう会かいと聖せい堂どうで配はい布ふされてる聖せい典てん,聖せい書しょ,聖せい本ほんに説とかれている内ない容ようは、〈 大たい神しん陸りく仰こう神しんエルゼシア 〉の教おしえを人にん間げんの身み勝がっ手てな都つ合ごうで私し利り私し欲よくの為ために捻ねじ曲まげて歪ゆがめたデタラメな紛まがい物ものなの。
そんなものを “ 信しん仰こうの指し針しん ” と偽いつわって、陸りく民みんに配はい布ふしている行こう為いは〈 大たい神しん陸りく仰こう神しん 〉を冒ぼう涜とくしているわ。
神しん聖せい堂どうで神職者セレネイの巫ふ士し,巫み女こから直ちょく接せつ手て渡わたされる信しん仰こうの指し針しんを読よんで〈 大たい神しん陸りく仰こう神しんエルゼシア 〉の教おしえを学まなんだ方ほうが良いいわ 」
エイクル
「 へ、へぇ…。
そうなんだね…。
セフィーナちゃんは手て厳きびしいなぁ…。
ははは… 」
うわぁ……、エイクルさんが困こまってる…。
ドン引びきじゃんかよ…。
セロは何なにを考かんがえて、同どう性せい婚こんの事ことをエイクルさんき話はなしたんだろう??
セロは同どう性せい愛あいを否ひ定ていしてるのかな??
…………兎とに角かく、話わ題だいを変かえた方ほうが良いい気きがする……。
マオ:マーリン
「 えぇと……、セフィ…、難むずかしい話はなしは止やめない?
エイクルさんも困こまってるし… 」
器人形:セフィーナ
「 そう? 」
マオ:マーリン
「 セフィが同どう性せい愛あいを嫌きらってるのは分わかったし… 」
器人形:セフィーナ
「 嫌きらってる?
嫌きらってないわ 」
マオ:マーリン
「 えっ…そうなの??
だって…同どう性せい婚こんは犯はん罪ざいって…… 」
器人形:セフィーナ
「 〈 大たい神しん陸りく仰こう神しん 〉の法ほう則そくに反はんするからよ。
ワタシは同どう性せい愛あいも同どう性せい婚こんも否ひ定ていしてないわ 」
マオ:マーリン
「 どうして?? 」
器人形:セフィーナ
「 同どう性せい婚こんが容よう認にんされて増ふえれば、少しょう子し化かに拍はく車しゃが掛かかって子し孫そんは減げん少しょうするわ。
そうなれば、人じん類るいは衰すい退たいせざるを得えなくなるわ。
良いいのよ、其それで。
人じん類るいなんて絶ぜつ滅めつしてしまえば良いいの。
母ははなる地ち球きゅうを蝕むしばむだけの害がい虫ちゅうだもの。
同どう性せい婚こんをして、子し孫そんを減へらして自じ滅めつすれば良いいのだわ。
ねぇ、マーリン♪ 」
マオ:マーリン
「 …………同どう性せい婚こん賛さん成せいの理り由ゆうが怖こわいんですけど… 」
器人形:セフィーナ
「 そう?
地ち球きゅうを蝕むしばむ害がい虫ちゅうなのは本ほん当とうよ。
其それに人じん口こうが減へれば、人じん類るいは進しん歩ぽも発はっ展てんも出で来きなくなるし、出で来きたとしても速そく度どはグンッと遅おそくなるわ。
原げん始し的てきな暮くらしが延のびれば、其それだけ地ち球きゅうを蝕むしばむスピードも落おちるもの。
同どう性せい婚こんは人じん類るい滅めつ亡ぼうに加か担たんする制せい度どと言いえるわ 」