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5.宿泊室 1 〜 明日の予定 1 〜


──*──*──*── 宿泊室


 《 宿しゅくはくしつ 》にはいったマオは、びょうでカツラをり、ふくてた。


 じょういったいとなっているふくしたには、だんふくていた。


マオ

「──たくっ、ひどった!!

 明日あしたかっこうしないといけないとかマジでちくだよ!!」


セロフィート

ほんとういでからてほしかったんですけど……」


マオ

おんなものふくなんかはだかうえかられるかよ!!

 鹿セロ!!」


 セロフィートと『 いいこと 』がしたくて、たいをしてふくいだマオのまえにセロフィートがしてくれたのは、あきかにしょうじょたがるようなレースとリボンのコラボレーションがわいいヒッラヒラのいたフェミニンふうワンピースだった。


 それせられたマオは、そっこういだふくなおしたのだ。


 ふくうえからでもかまわないからとセロフィートにわれ、なかごういんわいいフェミニンふうワンピースをせられたのだった。


 だかマオにじょそうをさせたがるおとこVerバージョン.のフィンフィレイナがないものだからあんしんしていたのだが、まるでうらられたようぶんあじわうになったマオだった。


マオ

「…………なぁ、セロ…。

 ほんじょそうしないとなのか?

 …………オレ、ガチマジでなんだけど…」


セロフィート

「ガチマジでじょそうしてください」


マオ

なんでだよ!

 おもしろきのセロをたのしませるためかよ?」


 むぅ…とりょうほほふくらませたマオは、うでみをしてくびかしげる。


 だって、『 じょそうをしないといけない()ゆう() 』がからないんだものん。


 なりの “ ()ゆう() ” なるものがあるのかすら、マオにはからないのだが。


セロフィート

「マオをまもためです」


マオ

「はぁぁ??

 オレのまもるぅ??

 なにからだよ。

 なんために??」


 マオは、ぶんじょそうをさせるための “ ()ゆう() ” があったことたいして、おどろいた。


 ()ゆう()なんていとおもっていたからだ。


 セロフィートのがいことにマオは、一寸ちょっとめんらってしまった。


 そうがいことわれてまどい、こんわくしているマオにちかいたセロフィートは、そっとマオをせるとグズるどもをあやすははおやごとし、いたやさしいこわいろはなしはじめた。


セロフィート

こうせきさいくつたいけんをするこうざんは《 ゆうだんかく 》のしきないにあります。

 《 ゆうだんかく 》はほんらいにょにんきんせいとなってます。

 かとうと、《 ゆうだんかく 》はだんせいだんせいあいにしてあいしょだからです」


マオ

「…………え〜と…、どゆこと??」


セロフィート

ほんらいならば、だんせいじょせいあいいます。

 それだんせいどうでします」


マオ

「………………んん゛〜〜〜??

 おとこおんながすることってなに??」


セロフィート

だんじょふうおこなう〈 しんせいしき 〉です。

 の〈 しんせいしき 〉をおとこどうでします」


マオ

「………………〈 しんせいしき 〉って、ふうどもさずけていただくために、しんこうしんたかめておこなう〈 たい(しん)りく(こう)しん(しん)エルゼシアさま 〉にささげるためとうとくてしんせいいのり……のことだよな?」


セロフィート

「そうです」


マオ

「……ん〜〜〜??

 ……それおとこどうでするのか??

 でもさ、おとこどうで〈 しんせいしき 〉をしたって、どもさずけていただけないだろ?」


セロフィート

とおりです。

 それでもかれは《 ゆうだんかく 》で〈 しんせいしき 〉をします。

 未婚の女性(人様の大切な娘さん)ひとづま(人様の奥さん)あいにするわけにはいきません。

 そうなると、どもはらせいではなく、どもはらまないどうせいあいにするしかないですし」


マオ

「…………そうだよな…。

 はんざいになるし、れんこうされてせられるもんな…。

 ざいにもなることだってあるしなぁ……」


セロフィート

せいあいならばばっせられることでも、どうせいあいならばばっせられずにじょうじょうしゃくりょうがあるのがげんじつです」

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