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5.宿泊室 1 〜 明日の予定 1 〜


──*──*──*── 宿屋街


──*──*──*── 宿屋・クルセイル亭


──*──*──*── 宿泊室


 《 いんしょくがい 》から《 宿やどがい 》へはいったセロフィートとマオは、《 宿やど(クルセイルてい) 》にってた。


 ゆうにはかんがあり、《 宿しゅくはくしつ 》でていについてはなことにした。


 セロフィートはだか《 さかがい 》へきたがったが、マオのひっしたばんりがじて、セロフィートとともに《 宿しゅくはくしつ 》にた。


 セロフィートがわざわざさかがい 》へきたがったのには、ゆうがあった。


 べつたいしたゆうではなく、一寸ちょっとだけマオをこまらせて、おちょくりたかっただけである。


 ほんとうにセロフィートが《 さかがい 》へきたければ、マオをきょうせいてきねむらせてからくのだが、マオはじつらないがゆえに『 わざと 』されていることからず、セロフィートをめるのにしんけんひっになったわけだ。


 そんなマオのようが、セロフィートにはおもしろしくてたまらないのだ。


マオ

「──まったく!!

 ワインを10ぽんカラにしといて、『 《 さかがい 》にってから《 宿やど(クルセイルてい) 》にもどろう 』なんて!!

 一寸ちょっとさけめないオレのにもなれよ!!」


 マオはにもしてつよだった。


 そうとうっているのだろう。


 マオがおこるとだいたいはこんなかんじで、セロフィートにたいしてもうえからせんめるようもんってる。


 セロフィートはうえからせんいかり、かってるマオがきだった。


 ドエスちくサドでもあるセロフィートは、マオにられてもしんようほほみ、ヒラリとかわし、サラリとながしてしまう。


 それは、おせっかいきのうるさいマオがおもしろいからだ。


 マオにはまったくなくても、ぶん(セロフィート)ぞんぶんたのしませてくれるマオにいかなどというかんじょういっさいいてない。


 キャンキャンとえながら、いて姿すがたわいくてかたいからだ。


 いまのマオに『 わいい♪ 』とってあたまでしてあげたらならば、もっとおこるにちがいない。


 セロフィートてきにはしょう(しょう)ものりないが、キャンプファイヤーにタンクローリー1ぱいぶんあぶらそそいでだいえんじょうさせるぐらい、たのしいだろう。


 それだけマオはセロフィートのりなのだ。


 マオのごえは、ろうだけでなくゆうの《 宿しゅくはくしつ 》やしたの《 宿しゅくはくしつ 》にはこえない。


 だから、マオはまわりをいっさいにすることなく、セロフィートをようしょうなくキャンキャンとらしてめるのだ。


マオ

「──まったく!」


 ほんじつなんかの『 まったく! 』を使つかったマオは、おおきないきいた。


マオ

「…………セロが『 《 さかがい 》にきたい 』なんて、ごねなきゃ、《 しょうてんがい 》にって《 そうしょくてん 》をまわりたかったのに……」


セロフィート

いではないです?」


マオ

なにがだよ!」


セロフィート

ゆうあと、クルスさんがじき(じき)に、おすすめの《 そうしょくてん 》をおしえてくれることになりましたし。

 たのしみはのこしておきましょう」


マオ

「………………まぁ…うん……そうなんだけど……」


セロフィート

それに《 こうざん 》でこうせきさいくつたいけんをするさいに、いのベテランさんをしょうかいしてくれるそうですし。

 ことくめです♪」


マオ

「……それもそうだけど……」


セロフィート

こうせきりと《 そうしょくてんめぐり、たのしみですね♪」


マオ

「う、うん……。

 まぁ…たのしみだけど……」


セロフィート

ひるは《 ゆうだんかく 》のなかにある《 いんしょくてん 》でませましょう。

 《 いんしょくがい 》ではあじわえないようしいりょうべれるそうですし」


マオ

「……へぇ?

 そうなんだ??」


セロフィート

だんしょう(しょう)たかいそうですけど、もんだいないですし」


マオ

だんたかいのか??」


セロフィート

「みたいです。

 めずらしいおさけすうそろえてるそうです」


マオ

「もうっ!

 ひるっからさけむのはだぞ!」


セロフィート

「マオ…。

 ぶんめないからって…」

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