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5.ハリンポルト 〜 再会 〜


──*──*──*── ハリンポルト


──*──*──*── 店内


 ドアをけててんないはいったマオとセロフィートは、《 レジカウンター 》のおくっている〈 てんいん(ウェイター) 〉にこえけた。


 クラッドウォウノにいにことつたえると、〈 てんいん(ウェイター) 〉はぐにバックルームへがった。


 しばらくするとバックルームからティリニアムエンヌがて、マオとセロフィートをじき(じき)くうせきあんないしてくれた。


 マオとセロフィートにえて、ティリニアムエンヌはうれしそうだ。


 マオとセロフィートがくうせきちゃくせきすると、クラッドウォウノがぼん(トレイ)うえみずはいったコップとオシボリをせてじき(じき)はこんでてくれた。


 マオのげん姿すがたて、またマオのげんこえけて、クラッドウォウノはよろこんでくれた。


 マオがだったことじかたしかめることようやあんしんしたようだ。


 マオがクラッドウォウノにうさぎ(ラビット)にく(ミート)のおつまみをべたいことうと、クラッドウォウノはうれしそうにほほみ、こころよくマオのねがいをれてくれた。


 クラッドウォウノはマオのぶんだけでなく、セロフィートのぶんつくってくれた。


 クラッドウォウノがうでるったづくりのうさぎ(ラビット)にく(ミート)のおつまみをマオとセロフィートはしたつづみちながらべた。


マオ

「──しかったろ?

 クラウノさんのうさぎ(ラビット)にく(ミート)のおつまみ!」


セロフィート

「ふふふ、とても♪

 おさけとのあいしょういですね」


マオ

いよな〜〜。

 オレもみたいよ…。

 なぁ、すこしだけでもま──」


セロフィート

「マオ、きみです。

 ジュースにしときなさい」


 すでしろワイン,あかワイン,ロゼワインなどビンを8ほんカラにしているセロフィートをまえにして、マオはほほふくらませている。


マオ

「…………ぎだとおもうんですけど??」


セロフィート

めないからとねないでください。

 わいいです」


マオ

わいな!(////)

 すこしはえんりょしろよ。

 (ハリンポルト)は《 さか 》じゃないんだからさ〜〜」


セロフィート

「クラウノさんはうれしそうですけど?」


マオ

「セロのみっぷりににがわらいしてるんだろ!

 いったいなんぼんのワインビンカラにすれば、むんだよ…」


セロフィート

「そうですね…。

 あと…10ぽんばかり?」


 すでに10ほんのワインビンカラにしたセロフィートは、ニコリ…とほほんでくれる。


マオ

「もう10ぽんかよっ!!

 だ、だ!!

 これじょうきんっ!!

 ぜっっっっったいだっ!!」


セロフィート

「マオのわるさん…」


マオ

わるなんてしてないだろ!!」


セロフィート

せっかくですし、ゆう(ハリンポルト)ませましょう」


マオ

だ!

 《 宿やど(クルセイルてい) 》にもどるんだよ!

 ゆうは《 宿やど(クルセイルてい) 》の《 しょくどう 》でべるんだからな!」


セロフィート

「……………………いやです」


 セロフィートはわざとなのかおもしろいからなのか、プイっとかおをマオかららした。


マオ

「セロ!!」


セロフィート

いやで〜〜〜〜す」


 セロフィートはめずらしくどもみたはんぱつをしてみせる。


マオ

「………………セロ…」


 めずらしくねるセロフィートをて、マオはどうしたらいのかからず、しんそここまったようかおをすると、ひとみくもらせ、なみだにじませた。


セロフィート

「──なんちゃって♪」


マオ

「へ??」


セロフィート

そうさまです、マオ♪」


マオ

「えっ??

 なにがだよ??

 はらい??

 オレがはらうの??」


 マオはちょっぴりパニクった。


 セロフィートはマオをせきのこしたまま、さっさと1で《 レジカウンター 》へってしまった。


 せきったマオがあわてて《 レジカウンター 》へかうと、はらいはセロフィートがませてくれていた。


マオ

「──セロ!

 オレに『 はらえ 』ってわなかったか?」


セロフィート

「はぁ?

 ってませんけど」


マオ

「でも、さっき……、『 そうさまです、マオ♪ 』って──」


セロフィート

「いやですね、マオ。

 ワタシだって『 そうさま 』くらいいます」


マオ

「………………そう、なんだ??

 ──じゃなくて、まぎらわしいかたするなよ…」


セロフィート

「はて?

 そんなかたしてました?」


 とぼけたようくびかしげながらセロフィートはマオをろす。


マオ

「………………いよ、もう…。

 いくらしたんだ?」


セロフィート

うさぎ(ラビット)にく(ミート)のおつまみは、クラウノさんからのサービスなので、さかだいだけです」


マオ

「──で?

 さかだいとやらにいくはらったんだよ?」


セロフィート

いくらだとおもいます?」


マオ

「オレがいてんのっ!!」


セロフィート

いくらでもいです。

 まりますし。

 クラウノさんのへあいさつみましたし、《 宿やど(クルセイルてい) 》へもどりましょう」


 はらったがくをマオにおしえぬまま、セロフィートはマオのつかむと《 ハリンポルト 》をたのだった。

ティリニアムエンヌとクラッドウォウノとの会話はカットしました。

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