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✔ 1.ハリンポルト 4 〜 おかしな飲食店 4 〜


セロフィート

「{ ふんどしならみずていこうにくくなり、およやすくなります。

   せいかんりつげるためこころづかいです }」


マオ

「{ …………そう…なんだ?

   セロなりに、ちゃんとかんがえてぐるみをいでるんだな?

   そうわれると、セロなりのしんせつしんなのかな? }」


セロフィート

「{ わかってもらえました? }」


マオ

「{ うん…まぁ……。

   ………………でもさ…オレがいやさしさをかれると、ちょっぴりいちゃうな…。

   ははは…(////) }」


 セロフィートのことしんじつであるかいなかはめいだが、マオはセロフィートのことうたがいつつもしんじるのだった。


 うみはいり、およいだことのないマオには、うみでのけんこうについてのしきく、だった。


 うみっており、いかだにもり、ひょうりゅうしゃごとをし、かいぞくにもい、退たいまでしたことのあるセロフィートのことしんじてしまうのはいたかたのないことだろう。


 セロフィートがかせてくれるものがたりとうじょうするかいぞくは、だれものでもないうみものがおなわしゅちょうをし、わがままがっかっりょうぼうがいをしたり、こうかいしているふねおそったりするあくとう──とじつめいわくせんばんわるものとしてかれているのがほとんどである。


 ごくまれにではあるが、たんじょうやらいわいのプレゼントでもらったほんんだり、たびびとりょこうしゃぎんゆうじんはなしいたしょうねんが、 “ かいぞくおう ” なるものあこがれをいだき、せいじんするまえかいぞくのり(した)くみ(ばたら)いん()となり、せんぱいたちからさま(ざま)いやがらせをされつつもしのびながらけながんりつつ、さま(ざま)なんえ、とうとうせんちょうまでがり、どくりつしてぶんふねち、しんらいともとなったものたちさいかいたし、なかやしてかいぞくおうとなるたびる──とにもぼうけんあこがれるぼうけんきのどもたちこころくすぐぼうけんたんものがたりほんいくつかあるが、だんにしたところかいぞくであるじょうけっきょくすることおなじなのである。


 そんなわるもののイメージがいろつよかいぞくたちがセロフィートからひどわされたとしても、マオはなおどうじょうするにはなれなかった。


 たのしいこときなセロフィートのがいしゃえらばれてしまったことには、ほんのすこしだけ『 しゅうしょうさまです… 』とおもうぐらいである。


 セロフィートの1ばんがいしゃなのはだれでもないマオしんなのだが、セロフィートをあいしちゃってるマオにはがいしゃであるかくまったくない。


マオ

「{ ──いま()つきだし、あたかいからふんどしいっちょううみとしてもだいじょうだよな? }」


セロフィート

「{ ふふふ…。

   ()つき()つきかいすいおよやすてきおんたもってます。

   あつくもなくつめぎないかいすいおんことはないです }」


 おおうそだった。


 あんぜんとはえないうみふんどしいっちょうおよいでいれば、サメ(シャーク)エサにするきょだいにくしょくぎょべられてしまうためうみちてしまえば30ぷんほどぶつとなってしまうのが、≪ エルゼシアたいりくしゅうへんうみおそろしさだった。


 わざ(わざ)セロフィートが〈 テフ(原質の源) 〉にへんかんしなくても、うみとしたかいぞくたちは、30ぷんにはかくじつうみかいぶつたちエサになってしまうのだ。


マオ

「{ そっか。

   それならうみとしてもあんしんだな? }」


セロフィート

「{ はい、あんしんです♪ }」


 セロフィートのこといてほんとうあんしんしたようのマオは、ふたたりょうはじめた。


 セロフィートはけてくれたマオ(チョロちゃん)べっぷりのさをながら、ほほむのだった。

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