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5.海賊船 1 〜 海賊狩り 1 〜

「 五日目 」の始まりです。

「 タイトル詐欺にならないように── 」と思って考えました。




──*──*──*── 海上


──*──*──*── 海賊船


──*──*──*── 甲板


 《 かいぞくせん 》のかんぱんうえなぞの〈 ほう(マジカル)じん(サークル) 〉がとつじょしゅつげんした。


 ひかった〈 ほう(マジカル)じん(サークル) 〉のちゅうおうあらわれたのは、こうしんちょうのセロフィートとていしんちょうマオのでこぼこコンビだった。


 おおあらくれものの〈 かいぞくたちかまえると、まねかれざるきゃくであるしんにゅうしゃあやしい2ぐみおそかった。


 マオがきしてしまっているおまりのてんかい(パターン)だった。


 うんざりにマオはあいとうばっとうすると、れたつききでるっていく。


 セロフィートがマオのためようしたかたなは、にんげん使つかいっぱんてきになかたなおなじだが、ざいてつではなく、まったことなるざいている。


 あじべらぼうく、ようかるい。


 さやからかないときさやごとやわらかくなり、じゃになりにくい。


 マオにはようかるかたなだが、マオがいにはおもたくてげられないようになっている。


 マオがかるるだけで、にんげんしんたい(からだ)すらもかんたんぷたつにれてしまう。


 そんなおっかなくヤバいかたな使つかって、マオはかってる〈 かいぞくたちいとかんたんせつだんした。


 いったんはマオにひるむものの、〈 かいぞくたちしっいて、おずおずとマオのまえから退散する(げる)ことはなく、ぼうにもマオをたおそうとかんかってる。


 マオはいっさいげんをせず、〈 かいぞくたちようしゃなくっていく。


 《 かいぞくせん 》のかんぱんたいりょううみしており、しかばねころがるざんこうけいひろがっている。


 どんなにろうともみがいっさいかないしろなコートとしろなブーツは〈 かいぞくたちはからるとようだった。


 “ きっ ” ──と〈 かいぞく 〉のだれかがつぶやいた。


 〈 かいぞくたちにとってマオはおそろしいそんざいとなっていた。


 かんぱんにはマオの姿しかしかない。


 マオが〈 かいぞくたちあいにしているすきに、セロフィートは〈 せんちょう 〉へいにったのだ。


 マオは〈 せんちょう 〉のことびんおもいながら、かたなふるるう。


 〈 せんちょう 〉のあいをするのがだれでもないセロフィートなのだからとうぜんだった。


 セロフィートは『 〈 せんちょう 〉のなまくびってけば── 』とっていた。


 なまくびさえならばわけだから、〈 せんちょう 〉がいったいどんなむごちをけるのかは、かんぜんにセロフィートのぶんだいだった。


 おもしろこときなセロフィートのことだから、きっとおもいたさま(ざま)な『 おもしろこと 』を〈 せんちょう 〉のしんたい(からだ)ためしてたのしむのだろう。


 ()ぶん()かたなられてんでく〈 かいぞくたちたいして、『 めぐまれているほうなのだ 』とおもえてまない。


 いのちうばことたいしては、いまでもていこうはある。


 しかし、れいごとごといて、どうこうかいじょうせいでもない。


 〈 コウ 〉がざいの≪ エルゼシアたいりく ≫はきょうしゃころし、じゃくしゃころされるなかなのだ。


 ほんとうあいころさないでことかいけつるのは、ちょうきょうしゃぐらいだ。


 マオはよわい。


 だから、あいころさないとかいけつない。


 トイチ(八賢悳壹)から、『 「 さかとう 」とばれるかたなもある 』とおしえてもらったが、マオにはえんのないかたなだった。


 ちからげんをすることなマオが、『 さかとう 』なるかたな使つかったとしても、あいころしてしまうのうせいたかい。


 『 マオが「 さかとう 」を使つかってもないです 』とセロフィートからもわれていた。

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