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4.浜辺 9 〜 楽しい手品 3 〜


子供:C

「セロにいちゃんとマオちゃんだね!」


マオ

「ちょっ…、なんでオレだけ『 マオちゃん 』なんだよ…」


子供:D

「え〜〜。

 だって、マオちゃんはセロにいちゃんより、ちっさいし、『 にいちゃん 』ってうより『 マオちゃん 』のほうわいいよ〜〜」


マオ

「か…わいい?!

 ( おぃおぃ、〈 じゅうじん 〉にまでわいい 』ばわりされるのかよ!! )」


セロフィート

「ふふふ…。

 いではないです?

 マオのわいさは〈 じゅうじん 〉にもつうようするみたいですね」


 わいばくはつてきな〈 じゅうじん 〉のどもたちに『 わいい 』とわれたマオにたいして、セロフィートはこえころしてクスクスとわらっている。


マオ

「セロ!!

 わらごとじゃないんだけど!」


 むぅ…と、りょうほほふくらませ、むねまえうでみをしたマオはふくれっつらでセロフィートをにらんだ。


セロフィート

「はいはい。

 マオ、あかるいうちかいがらあつめにきましょう」


マオ

「…………そだな…」


セロフィート

「マオ、おんなたちまかせます。

 ワタシはおとこたちれてきます」


マオ

もりいと使つかつるってるんだな?」


セロフィート

「そうです。

 つるいとかいかざりはつくれません」


マオ

かった。

──よし、じゃあ、オレたちたくさんかいがらあつめるぞ!」


子供:女の子達

「「「「 は〜〜〜い♪ 」」」」


 セロフィートからにん()ずう(にん)ぶんじょうふくろったマオは、おんなたちいっしょかいがらあつめるためべつはまかった。


 マオたちおくったあと、セロフィートはおとこたちれ、つるあつめるためもりかった。


──*──*──*── 2時間後


 ふたたはまごうりゅうしたマオたちとセロフィートは、づくりの《 みなと 》へどうした。


──*──*──*── 港


 マオたちひろあつめてかいがらおんなたちしゅるいべつけているあいだ、マオはおとこたちってつるいとにするほうほうおしえていた。


 とはっても、べつたいしたことをするわけではなく、つるかわぐだけのかんたんぎょうだ。


 かわぐとつるしんだけがのこり、かいがらけたあなとおふとさのじょうにくほそいととして使つかえるのだ。


 セロフィートはかいがらあなけている。


 おとこおんなあなかたのコツをえながらつだってもらう。


 かいかざりをつくまでしたじゅんわるころには、れかかっていた。


セロフィート

今日きょうこれでおひらきにしましょう。

 したじゅんは1でするより、みなでしたほうこうりついです。

 かいがらあつめ,つるり,あなけはけっして1でしないことです。

 かならさいていでも3にんおこなってください。

 いです?」


子供達

「「「「 は〜〜〜い♪ 」」」」


 どもたちげんへんをする。


セロフィート

「ふふふ。

 よろしい。

 では、かくいと(蔓の芯)を5ほんきなかいがらってかいさんしてください」


 セロフィートがはなしえると、マオはどもたちいと(蔓の芯)を5ほんずつわたした。


 くびかざりとうでかざりのつくかたどもにもかんたんぎょうだ。


 どもたちいえつくってかいかざりをことになっているためどもたちみょうんでおりっている。


 どもたちは5ほんいと(蔓の芯)えらんだかいがらふくろれるとかいさんし、それ(ぞれ)いえかえってった。


マオ

明日あしたたのしみだな」


セロフィート

「そうですね。

 マオ、は≪ 港町ピレトレッシン ≫へもどります。

 まで(無人島)ながするわけにもいきません」


マオ

「そっか…。

 そうだよな。

 セロとオレは〈 かいぞく 〉を退たいをするためたんだもんな…。

 一寸ちょっとだけさみしいよな…」


セロフィート

(無人島)ことは〈 にん 〉にいちにんします。

 ≪ 港町ピレトレッシン ≫へもどまえに〈 かいぞく 〉を退たいをしたしょうかえらなければいけません。

 ぶらでもどってはほうしゅういただけませんし、〈 りょう 〉さんたちあんしんしてりょうおこなえません」


マオ

「じゃあ、どうするんだ?

 ほかに〈 かいぞく 〉なんてるのか?」


セロフィート

それについては《 》でじっくりはなしましょう」


マオ

「うん…」


 セロフィートにうながされた、マオはシートわりにしたいてい使つかっていたぬのたたむとりょうった。


 セロフィートはぶらだ。


 あとかたけをしているマオをつだなどさら(さら)ないのだ。


 ぬのかかえたままマオは《 》へもどった。

◎ 何とか子供達に作った貝殻の首飾りと腕飾りを渡す事が出来ました!

  ホントは普通に手渡しで渡したかったです。

◎ マオが作った下手くそな腕飾りを貰った子供が嫌がって、セロフィートの作った腕飾りを欲しがる──というのを書きたかったのですが、断念しました……。

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