4.浜辺 2 〜 差し入れ 2 〜
セロフィート
「沢山です♪」
マオ
「簡単に言うなよ〜〜。
オレはセロみたいに器用じゃないんだからな!
小さいオムレツなんて作った事ないんだぞ…」
セロフィート
「マオなら出来ます。
ワタシも手伝いますし」
マオ
「セロが作ってくれても良いんだけど!」
セロフィート
「ワタシが作ると手作り感がないです」
マオ
「其って…遠回しにオレの手料理は『 下手っぴぃ 』って事かよ?」
セロフィート
「そんな事…」
マオ
「だったら、目を逸らすなよ!!
明白だよ!」
セロフィート
「不器用な子にも作れるアピールしたいですし」
マオ
「オレは不器用でもないけどな!!」
セロフィート
「ほらほら、オムレツ作りましょう」
マオ
「…………分かったよ…。
作ればいいんだろ?
作ればさ!!」
ブツブツと文句を言いながらも、セロフィートに教わりながらミニオムレツを作り始めるマオだった。
──*──*──*── 1時間後
マオ
「──ふぅ…。
此で差し入れる料理は作れたかな?」
セロフィート
「最後迄頑張れましたね、マオ。
偉いです」
マオ
「セロが丁寧に教えてくれたからだよ(////)
なぁ、セロ──」
セロフィート
「何です?」
マオ
「『 油の作り方 』とかさ『 香辛料の作り方 』とかは教えるのか?
出来上がった包み料理やオムレツもだけど…」
セロフィート
「〈 器人形 〉に教えさせます。
地上では作れる種類も限られますし。
様々な野菜,穀物,動物を育てるには≪ 無人島 ≫の面積は狭過ぎます」
マオ
「うん。
確かにそうだよな。
でもさ、幾らセロでも≪ 無人島 ≫を広くは出来ないだろ?」
セロフィート
「海水を引かせれば地上の面積は増えますけど、そんな事はしません」
マオ
「じゃあ、どうするんだ?」
セロフィート
「地下に巨大な《 洞窟 》を作ります」
マオ
「は?
地下に洞窟ぅ??」
セロフィート
「そうです。
≪ 幽霊都市 ≫の地下の様な巨大な《 洞窟 》です」
マオ
「マジかよ…。
そりゃ、セロにしてみれば、そんなの簡単だと思うけど…。
でもさ、此処って≪ 島 ≫だろ?
地下に《 洞窟 》なんて作っちゃって大丈夫なのか??」
セロフィート
「心配無用です。
広過ぎも良くないですし、≪ 北海道 ≫くらいの広さにしようと思います」
マオ
「ホッカイドウ??
ホッカイドウって何だ??」
セロフィート
「面積の広さを表す単位です」
マオ
「へぇ?
そうなんだ…。
ホッカイドウって、どのくらい広いんだ?」
セロフィート
「さぁ?」
マオ
「分かんないのかよ…」
セロフィート
「此を≪ エルゼシア大陸 ≫だとすると≪ 北海道 ≫は此のくらいです」
マオ
「小っさ!
ホッカイドウって小っさい!!
でも…≪ エルゼシア大陸 ≫に比べたら──だもんな。
人間からしたら結構広いんだよな?」
セロフィート
「十分過ぎる広さです」
マオ
「でもさ、《 洞窟 》の中って暗いだろ?
どうやって明るくするんだ?」
セロフィート
「光苔を使い明るくします。
地上と地下を往き来する為の〈 魔法陣 〉も設置します。
定期的に天気も変えますし、四季も楽しめる様にします」
マオ
「四季ぃ?」
セロフィート
「春夏秋冬です」
マオ
「旬か週十??」
セロフィート
「暖かい春,暑い夏,涼しい秋,寒い冬の季節を1年で楽
マオ
「ふぅん……。
≪ 都
あれが旬
セロフィート
「そうですね。
〈 皇
マオ
「また〈 皇
金
セロフィート
「はいはい」
マオ
「絶
其
《 洞
セロフィート
「〈 古
そうすれば《 洞
マオ
「出
セロフィート
「『 困
マオ
「〈 器
何
セロフィート
「そうですね…。
1000体
1万
マオ
「1万
置
そんなに用
セロフィート
「駄
マオには必
ワタシが居
マオ
「傍