──*──*──*── 港町・ピレトレッシン
──*──*──*── 港
≪ 港街 ≫の魔剣討伐の依頼を解決させる事が出来たセロフィートとマオは、≪ 港街 ≫に9日間滞在し、10日目の朝に宿屋をチェックアウトし、≪ 港街 ≫を出た。
セロフィートとマオは、目的地でもある≪ 港街 ≫を目指して旅を再開したのである。
≪ 港街 ≫へ行き着く為には、道中に4つの≪ 港町 ≫を経由しなければ行けない。
先ずは最初の≪ 港町 ≫へは徒歩で向かい、次も同様に徒歩で≪ 港町 ≫へ向かう。
≪ 港町 ≫へ到着したら、港で船券を買い、船に乗船し、≪ 港町 ≫へ向かうのだ。
≪ 港町 ≫の港で再び船券を買い、再度船に乗船し、最後の≪ 港町 ≫となる≪ 港町 ≫へ向かう。
≪ 港町 ≫からは徒歩で目的地である≪ 港街 ≫を目指すのだ。
≪ 港街 ≫ ─→ 徒歩で約5日程 ─→ 《 中神殿 》で1泊 ─→ 徒歩で約5日程 ─→ ≪ 港町 ≫ ─→ 徒歩で約10日程 ─→《 中神殿 》で1泊 ─→ 徒歩で約10日程 ─→ ≪ 港町 ≫ ─→ 船旅で約8日程 ─→ ≪ 港町 ≫ ─→ 船旅で約15日程 ─→ ≪ 港町 ≫ ─→ 徒歩で約10日程 ─→ 《 中神殿 》で1泊 ─→ 徒歩で約10日程 ─→ ≪ 港街 ≫
セロフィートとマオは、3つ目の≪ 港町 ≫の港に到着しいた。
乗船していた船から降りたマオは、多くの船が停泊している港を見て、何故だか違和感を覚えた。
其も其の筈、船の数は多いが、何の船も痛んでいてボロボロだからだ。
とてもじゃないが海に出られる状態とは言えなかった。
修理をされていないどころか、手入れすらされていなかった。
マオ
「 ………………何でこんなに沢山の船があるのに、何の船もボロボロなんだろう?? 」
セロフィート
「 冒険者ギルドへ寄りましょう。
事情が判る筈です 」
マオ
「 う、うん…。
……………………順調なら≪ 港町 ≫には1ヵ月と20日かぐらいで着つけた筈はずなのに、なんやかんやで2ヵ月げつ60日にち以い上じょうも掛かかっちゃったよな〜〜。
なぁ、セロ……此こ処こピレトレッシンには何なん日にちぐらい滞たい在ざいする予よ定ていなんだ? 」
セロフィート
「 5日か程ほどで良よいでしょう 」
マオ
「 うん。
此こ処こピレトレッシンで5日か滞たい在ざいした後あとは、順じゅん調ちょうに旅たびが出で来きれば1ヵ月げつ30日にちと16日にちくらいで≪ 港みなとキャリピパルゲ街まちライーグット ≫に着つけるよな? 」
セロフィート
「 ≪ 港みなとセィレン町まちトーム ≫で5日か間かんの滞たい在ざいをした場ば合あいですね 」
マオ
「 うん……。
先さきは未まだ長ながいよな…… 」
セロフィート
「 転てん移い魔ま法ほうマジックなら一いっ瞬しゅんで≪ 港みなとキャリピパルゲ街まちライーグット ≫へ着つけますけど?
転てん移い魔ま法ほうマジックを使つかいます? 」
マオ
「 使つかわないよ!
其それズッコは最さい後ごの手しゅ段だんだからな! 」
セロフィート
「 はいはい。
マオなら、そう言いうと思おもってました。
冒ぼう険けん者しゃギルドへ行いきましょう 」
マオ
「 ──だな 」
セロフィートの言こと葉ばに頷うなずいたマオは、セロフィートと共ともに港みなとを出でたのだった。