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6-6

スキー場の近くにあるペンション。

これは網倉家が所有している別荘であり、使用頻度の少なさからウィンタースポーツ部に貸し出している。


陸は別荘を貸し出していると知らなかった。

「物凄く驚いたけど。」

「基本的に、亜美さんが使う時は使わないから。」

「そう言う事じゃくて!母親と連絡取り合ってる事!」

「網倉くんの事も、亜美さんから聞いてたよ。スノーボード辞めたって聞いた時は、びっくりした。」

《、、、》

「それでも後になって、先生目指してるって聞いた時は、嬉しくなったよ。」

「先週の土曜日から、毎日網倉くんの様子を聞かれるよ。」

、、、今日来て良かったと思ったのは、栗田先生と母親が連絡を取り合っている事を知れた部分だろう。

燈は、じゃじゃーんと効果音を付けて両手に持った物を見せびらかした。

いろんなお酒を買い込んだようだ。

「今日の夜は、お互いにたくさん話す事がありそうだね。」

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