9月8日号『老眼は・・・ないと思いたい』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
先日の『実数報告』を除けば、
3日連続で暗い内容のむだぶんとなっており、本日もこのタイトルですから、
「何だよ、またネガティヴかよ・・・」と呆れられているとは思いますが、
恐らくスチャラカなオチになると思いますのでご安心ください。
『話題がない』ということは、生活がルーティーン化されていて、
新たな事をやっていないから、一気に行き詰ってしまうわけですね。
どんなに些細な事だったとしても「新しい何かをする」事が、
これから大切になってくる事に気付かされました。
今となってはWebの世界が全盛であり、
分からなければ、とりあえず検索するのがセオリーになっています。
パソコンならそれほど手間にはなりませんが、
スマートフォンを検索目的で使ってしまうと、
通信の速度制限で使いにくくなるという方もいらっしゃるようですね。
ここでもフューチャーフォンとスマートフォン間に発生する、
ディジタルディバイドの格差が見え隠れしています。
そんな現代ですから、ひょっとしますと『辞書』を引いたことがない方も
ちらほら出てくるのかもしれませんね。
私自身もWebの利便性に押されてしまったのか、『辞書』を手にする機会が
滅多になくなってきたような気がします。
そこで久方振りに辞書を手に取ってみたのです。
普通の辞書なら、それほど面白味があるとは思えなかったので、
家に転がっていたハイグレード版の辞書・『大辞泉』を手に取りました。
初版から既に20年過ぎており、辞書の世界から言ってもロートルの範疇に入りますが、
何も新語や造語の意味を調べるために手に取ったわけでもないので、
気楽に手にしようとしたのですが、20年以上前でも総頁数は3000弱で構成されており、
紙と厚紙だけでもその重量感は、片手で持つのも苦労する逸品です。
こういった大辞泉の魅力は通常の国語辞典よりも、
付録のページが魅力的な部分が隠されているのです。
私の所持している大辞泉の付録には、これが付いておりました。
『カラーチャート色名358』
色の識別といえばRGBカラーモデルと呼ばれ、
Red(赤)・Green(緑)・Blue(青)の色の混じり方で構成されていますが、
そういう機械的な呼び方ではなく、色の呼び方にも色々あって、
初めてそんな名前の色を見る機会も少なくありませんでした。
そんな中、自らの目が衰えているかもしれないという疑問を浮かべてしまったのです。
それぞれの色ごとに『○系の色』とカテゴリー分けされているのですが、
全く同じにしか見えない色が異なった呼び方をされていて、
「この色とこの色の違いは何処?」と何度見返しても差が見えないのです。
今も重いながらも、膝の上に大辞泉を乗せて見比べているのですが、
「一斤染め」と「薄色」・「ローズピンク」と「紅梅」・「丁子色」と「駱駝色」等等
見分けがついていない色の名前がゴロゴロ出てくるのです。
新鮮な感覚を手に入れると共に、
まぁ、色の見分けが付かないのは本人の感覚の問題であって
ひょっとすると、これが「老眼」の走りかもしれないなぁと冷や汗をかいているのです。
皆様も一度カラーチャートをご覧になってください。
結構面白い発見に巡り会えるかもしれませんよ。




