9月6日号『まっずぅぅぅぅ・・・』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
如何にも強面の俳優さんが、手にしたグラスを一気に飲み干します。
中身がお酒だったら、さぞ美味しい一杯になったでしょう。
しかし俳優さんの表情が一向に綻ぶどころか、苦々しい表情になります。
勢いよく飲みすぎたのか、口の端から商品の液体が一筋流れたり・・・
這う這うの体で飲み干した俳優さん、
グラスをこちらに向けて強烈な一言を言い放ちました。
「あぁ~不味い! もう一杯!」
美味かったんかい!というツッコミを入れる隙もなく商品が紹介されました。
飲み干した商品は青汁だったのです。
今でこそ健康志向が叫ばれていますが、
思えばそのいの一番がこのコマーシャルだったような気がします。
え?ご存知ありませんか?
それは世代間ギャップというモノなのでしょう。
ということで、一気に流れは変わります。
閑話休題・・・
人は年齢を重ねると衰えていく生き物です。
どれだけ拒絶しようとも、逃れられない宿命の中にいます。
肉体は鍛えようという強い意志がありませんと、
20代半ばあたりから一気に急降下する傾向が見られます。
肉体と相対的に比較すると、衰えのスピードは若干劣りはしますが、
これも肉体と同様に鍛える意志が薄ければ落ちていく一方です。
そして、人間は堕落という形で落ちるのは、とても簡単にできているように思えます。
逸般人も三十代半ばから、
そろそろアラフォーとカテゴライズされる世代へと差し掛かってきました。
そんな時、老化への第一段階の幕が上がったんじゃないかと感じるようなシーンに直面しました。
俗に言う『アレ』です。
「アレって何よ?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、
アレはアレという表現しかできないのです。
辞書や大辞泉などで言葉の意味を調べると、
その言葉を使った一文が紹介されていますが、その表現を借りますと、
「ほら、あの人・・・よく犯人役で出てくる・・・名前は出てこないけどあの人よ」
「江戸川乱歩は明智小五郎。じゃぁ、横溝正史は・・・・・・あれ?なんやったっけ?」
もう少し理解が進む表現にしますと、「ド忘れ」になるでしょうか。
このまま放っておきますと、
若年性の痴呆への坂道を一気に転げ落ちていき、
取り返しの利かない「ぽんこつ」の誕生は目前へと差し掛かっていく事でしょう。
これは青汁を無理やり飲まされるよりも拙い傾向です。
とはいえ「食ってしまった飯」という要件があるように、
過ぎ去った時に向けて後悔するのは、これから先の時間を無為に過ごす事になりかねません。
『今日より若い日はない』を胸に研鑽を続けていかなければならないようです。
こりゃぁ、真面目に取り組まなきゃいけないなぁ・・・




