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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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9月4日号『圧倒的に足りないモノ』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



国内のニュースだけでは視野が狭くなってしまうと考えて、


海外のニュースにも目を転じようと思う事があります。


流石に毎日というわけにはいかないのですが、


週に一度海外の話題を中心に話を進める番組を見る機会に恵まれています。


とはいえ、最近の海外を大きな括りで拝見しますと、


中国・北朝鮮・ロシア・IS・アメリカ大統領選のローテーションで回っている感覚です。


たまに「フィリピンのトランプ」というドゥテルテ大統領の存在を


この番組を通して知ったりと、無知な逸般人の数少ない教養の一部になっています。


それだけに話題が終始するわけではなく、


地球の反対側の話題も取り上げられている事もあり、


遠い世界に思いを馳せる有難い存在になりつつあります。



今回取り上げられていた国は、中央アフリカに位置するルワンダ。


調べてみますと、20年前に民族間の対立から虐殺が起こり、


約80万人の人が犠牲となった過去を持つ国でした。


唐突ですが、皆様の『中央アフリカ』の印象は如何なものですか?


南アフリカ共和国で、サッカーワールドカップが開催された事もあり、


南部の方が栄えている印象があります。


北部はといいますと、『アラブの春』で一部で民主化が進んだものの、


大半は失敗に終わり、その反動で情勢は不安定になっている印象でしょうか。


では北部でも南部でもないこの地域はどうでしょう?


観る機会があるとするならば、そこに住んでいる日本人を求めて


タレントさんが旅をする番組ぐらいでしょうか。


それでも砂漠・野生動物・先住民族のイメージのままだと思います。


その固定観念が覆る映像がありました。


近代的なビルの中で、モニターを凝視しながらキーボードを操作している若者達でした。


どうやらITを利用したアプリなどの開発事業で国に貢献しようと


ひたむきに努力を続ける姿がそこにはありました。


その中で登場したのは、プログラミングの技術を活かして、


アクセサリーなどのデザインをの手がけて成功を収めつつある女性でした。


その様子を見て、私に圧倒的に足りないモノを痛感したのです。


それは職業訓練としてプログラミング関連の学校に通学していた頃から


欠け続けていたモノで、今もそれが残り続けています。


その正体は『意欲と好奇心』でした。


私の場合、プログラミングの教本があり、


そのコーティングされたプログラムを打ち込んで成功図と同じ結果が出ただけで満足し、


それでも十分に理解したつもりになっていたのです。


だから、それを飛び越えた応用が全く出来ていませんでした。


言い訳を出せば、「だって、こんなの習ってないじゃん」。


意欲のなさを象徴する台詞です。


これではどれだけプログラムの基礎を学んだとしても、何の足しにもなりません。


即戦力を求められる企業側としても、全く役には立てなかったでしょう。


そしてこの台詞が奪っていったのが好奇心。


そりゃぁそうでしょう。教本の知識だけで満足してしまうのですから、


それ以上の事を望む事はありませんでした。


自由な発想と工夫が必要な世界で、これでは技術も知識も伸びる筈もありません。


楽しそうに技術を磨こうと真っ直ぐな瞳を持っていた青年達の姿は、


腐った魚の目をした逸般人には眩しく見えて直視できずに目を背け、


これから生き延びる自信が、ちょっとなくなってしまったシーンでした。




砂漠・野生動物・

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