9月3日号『けいたいあいか』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
「あぁ、あったなぁ、そんな歌」と膝を打たれる方も多いのではないでしょうか?
今となっては懐かしいコミックソングがタイトルです。
アーティスト名は『東京プリン』というデュオで、
調べてみますと、お二方関西出身だったり、
お一方は大学が同じだったりと一気に親和性が高まったのですが、
牧野 隆志さんが一昨年、鬼籍に入られた事実を知り、
今更残念がってしまうという残念っぷりを披露したのです。
ORICONのチャートで言えば『ドラえもんのうた』が最も有名のようですが、
『東京プリン』の代表曲といえば、やはり『携帯哀歌』でしょう。
ジャンルが演歌になっているのには驚きましたが、
哀愁の漂うシュールな歌詞とそれに沿った曲調は、
笑いと共に迎えられる事と思います。
動画投稿サイトに『携帯哀歌』と検索をかければヒットしますので、
一度お聞きいただければと思うのですが、
まずは一部歌詞を書き出してみることにします。
実感としては、『携帯哀歌』よりも『携帯哀歌 その後』の方がより強く感じられると思います。
『携帯電話を 持って10年 だけどもますます 鳴らないの
登録件数 増えてはいるけど 友達じゃなく 知り合いばかり
携帯電話を 買い換えた だけども使いこなせてないの
赤外線って何するんですか? 冬になったら使えばいいですか?
着信履歴 親会社親親親 昨日の夜中三時に 非通知
電車の中に限ってブルブルル もしもし? また親
メール見てニヤついている 女が憎い
テトリスに夢中な 男が憎い
携帯番号ずっと同じなのに 僕の携帯はカメラ付き目覚まし』
まだまだ続くのですが、一番だけを抜粋しました。
サビの部分の憎いところは置いておくとしましても、
身につまされる部分が多く歌い出されています。
歌詞をアレンジして『スマホ哀歌』や『LINE哀歌』として歌ってみると、
その場の人気者になれるかもしれません。
ですが、見方を変えればこれで「普通」に聞こえてきませんか?
仮にセレブリティ(=著名・有名)な方の携帯電話だったとしましょう。
事務所への連絡などで携帯を使う機会は若干多くはなると思いますが、
それでも、ものの数分間の間で着信履歴が一杯になったり、
キャッチホンだらけで誰と話しているかわからないというケースは稀有でしょう。
ドラマや舞台の共演者は仕事仲間扱いとすると、決して友達ではないでしょう。
いくら人気を博しているセレブリティでも、
鳴らない電話を持っている方も多いと感じます。
しかも年齢を重ねると、友達付きあいの輪もどんどん狭まってきます。
そりゃそうでしょう、仕事や育児・家事で忙しいのに
積極的に連絡を取ろうとはされなくなってくるでしょう。
携帯がフル回転で活躍するのは、政治家の先生や官僚といった、
本当に緊急性を要する職場にいる方に絞られるような気がします。
そう考えてみると、この『携帯哀歌』あるあるで占められている事に気付くのです。
何も哀しむ事はありません。堂々と歌っていきましょう(誰に言ってるんだ?




