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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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9月1日号『ガワって大事』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。


今月も「ほんじつのむだぶん」を宜しくお願い致します。



唐突ですが、紙袋を大切にしておられる方が結構多いと思います。


しかも並みの紙袋ではなく、


『GUCCI』『CHANEL』『LOUIS VUITTON』等といった、


世界有数のトップブランドの紙袋を特に大切に取って置かれているのでしょう。


中身はそのブランド関連の商品が入っているわけでもなく、


日用品などを持ち歩く紙袋として重宝している模様です。


後刻、「これって関西圏特有の習慣なのかもしれないなぁ・・・」と


紙袋事情を探っていると、


大手のオークションサイトでも、トップブランドの紙袋がオークションにかけられており、


落札されている様子を垣間見ますと、


如何に自分がどう見られているかを強く意識している傾向が伺え、


女性の見栄の底なしの奥深さに、思わず身震いしてしまいそうになります。



しかし、そんな女性の気持ちを若干感じられた光景に出会(でくわ)しました。


「手軽だから」という理由でペットボトルのコーヒーを買う機会が多く、


飲み切れないとそのまま自宅に持ち帰って空にします。


すると、空のペットボトルが家中に転がってしまうわけです。


こうなると、一ヶ所に纏めて一気にショッピングモールに捨てに行くわけで・・・


そのループの中で、わざと数本選んで残しておきます。


それは、簡易の水筒替わりの役割を担わせるため。


ペットボトルが500mlですので、1リットルの珈琲を買いますと、


丁度2本分に分けられ、父とシェアするのに役立っているのです。


そこで、もう一つ大事になってくるのは『ペットボトル』の外側、


つまりはビニール製のラベルです。


リサイクルの際には、ラベルは剥がすものであり勿論それに従うのですが、


その中から1本簡易水筒用に取っておこうとしますと、


ラベルの剥がれたままのペットボトルを持ち歩く事になります。


裸のペットボトルに珈琲を詰め替えると、どうにも格好が宜しくないように感じるのです。


言うなれば、普段遣いしている袋が、


何時手に入れたのかも定かではないクシャクシャの買い物袋だったら・・・という状態です。


女性でなくてもやはり恥ずかしさを覚えてしまうわけです。


そこで、某大手のコーヒーショップのペットボトルのラベルをつけたままですと、、


中身は全く別の珈琲でも珈琲色の液体なので、


特に違和感を抱かれる事なく持ち歩けられます。


基本的に外見には無頓着でいたのですが、


やはり『外側も大事』だというのをしみじみ感じたいい一日でした。

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