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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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8月30日号 『ちょっとほっこり』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



月末は『THE BACK-NUMBER』にさせていただく予定ですので、


8月の「むだぶん」は本日が最終回となります。


改めてこのようなスチャラカにお付き合い下さっている皆様に、御礼申し上げます。


振り返りたくないのですが、振り返ってみますと、


兎にも角にも『暑い』の一言で片付けられるひと月だった様に思えます。


昨日今日は、台風一過の過ごしやすさを受けられたのですが、


明後日辺りから再び猛暑日がぶり返してくる予想が立てられています。


是が非でも外れていただきたいものですが、そうは問屋が卸してくれないでしょう。


ここ数年は恐らく来月一杯までは真夏日が続くでしょうし、


夏日となると再来月あたりまで続く可能性も残されています。


『全日本猛暑我慢大会』はようやく折り返し地点といったところでしょうか・・・



とはいえ、盆地県出身ですので日が落ちると、気温が下がり、


それを求めて熱のこもり易い家から、真夜中の散歩に出向きます。


缶コーヒー一本を自動販売機で買い(勿論、自販機の抽選には外れ)、


それなりに涼しい風を深呼吸しながらも、自分と会話を行い気を鎮めようとします。


・・・・・・はい、今嘘つきました。


何も考えておりません。言葉で表現しますと『ボケラ~っと』しているだけです。


それでも気分はリフレッシュされるもので、


空の缶コーヒーを捨てて家路に着くのです。


そぞろ歩きをしながら数分後、


ほぼ深夜の時間帯には若干けたたましい騒音が聴こえ、一瞬慌てます。


騒音の主は『原付バイク』。


こちらでも、珍走団(旧暴走族)の改造バイクが、


夜の帳を引き裂く騒音をあげながら、走り去って行く事がたまにあります。


まぁ、柄の悪い方とはあまりお付き合いをしたくないので、


迂回路を使おうと別の道に歩を進めたのです。


しかし耳にするエンジンの音から推測して、そのバイクは一台だけだと読めました。


一台で走っているのにノロノロ運転はしないだろうと思い、


そのヘッドライトに目を向けました。


ゆっくりとしたスピードでやってきた原付の隣にもう1つのヘッドライト。


自転車に乗った少年を気遣って、原付が走っていました。


親しげに話をしている様子からすると、結構付き合いの長い友人なのでしょう。


原付が手に入りますと、一気にその行動範囲は広がり、


それと共に清濁併せても、交友関係でも同じ事が言えます。


地元の友達と仲良くする機会も失われていき、自然消滅というケースも増えていくでしょう。


それでもスピードで劣る自転車に合わせて走りながら、友達同士の会話に花を咲かせる。


その光景に、思いもよらず温かい気持ちを抱かせてくれました。


ありがとう、見ず知らずの少年たちよ。

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