8月27日号 『THE BACK-NUMBER』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
明日は叔父の四十九日があり、その準備に追われておりますので、
本日は『THE BACK-NUMBER』をお楽しみいただければと存じます。
タイトルは『男の料理の盲点』です。
人生を全うしていく上で必要なものといえば、無論『衣食住』でありますが、
今回はその『食』の部分のお話です。
『男子、厨房に入るべからず』という言葉があります。
今となっては完全な死語であり、
料理男子は異性からのウケも、中々に好評だと聞きます。
そんな『男の料理』。
大概の方はこの言葉を耳にして、抱くイメージといえば、
『豪快』の一言に尽きるのではないでしょうか。
料理本に載っている、「お醤油小さじ1杯」や「鶏がらスープ500ml」といった
精確な分量を秤で量ることをせず、
『目分量』という名目が免罪符のように横行し、
力任せに料理を仕上げていくのが『男の料理』の魅力の一つではありますし、
かくいう私も、料理をする時は問答無用でこの『男の料理』を踏襲するわけです。
今日の献立は、『カレーライス』
まさに、『男の料理』としてのトップランナーに挙げられる逸品です。
昨今では、「食べる漢方」という呼ばれ方もしているので、
カレーを作る方も多いと思います。
『男の料理』なんですから、
「カレーを作るには、まずは香辛料から・・・って
ガラムマサラがないからカレーが作れねぇ!」と驚愕するでもなく、
『材料を適当に切って』
『材料を適当に炒めて』
『大鍋にぶち込んで、ひたすら煮込んで』
『インスタントのルーを溶かして出来上がり』
という、工程が大変明確な方法でカレーを作るわけです。
ここで『男の料理』特有の盲点というものがあります。
それが、『目分量』というやつです。
こまめに料理をせずに、食べ切るまで同じ料理でも飽きがこないタイプなので、
1度で何食分も作ろうとすると、
『目分量』というものが、膨大に膨れ上がっていきます。
今日のカレーを例に取りますと、
「大鍋にの容量の9割程度の水を入れて煮込んだ」ので、
カレールーを2箱分投入しても、
カレーらしさが全く見受けられない「スープカレー」っぽいものへと転身したのです。
以前、とろみがつかないとカレーじゃないと息巻いて、
結構な量の「水溶き片栗粉」を投入したのですが、
今度はお鍋の底の焦げ付きに苦労した失敗談も幾度とあり、
やりすぎるのは考えものと思ってか、手を加えることはしないようになりました。
「同じ失敗を繰り返すのは、バカだ」と指摘されれば、
反論の余地もなく私はバカに認定されるのですが、
次の機会は、ルーを2箱半で挑戦しようかしらと、
『目分量』の魅力に魅せられてしまうわけなのです。




