8月24日号 『銭失い・・・か・・・』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
先人の言葉というのは現在でも的を得ている事が多くて、
思い付くと、その含蓄に深く感心してしまいます。
今回はその言葉の一つ『安物買いの銭失い』です。
「値段が安いものは品質が悪いので、
買い得と思っても結局は修理や買い替えで高くつく」という意味です。
これは日本だけではなく万国共通のようで、
『A cheap purchase is money lost』と、
まさにこの言葉のための英文が取り上げられる程の著名度でしょう。
「これはどうしたもんかなぁ・・・」
受話器を置いた父が頭を掻いていました。悩みの種は自動車です。
「これが最期の車になるんとちゃうかなぁ」と思って手に入れたSWIFTも、
ある時は北海道から奈良まで、ある時は九州一周して戻ってくる足となり、
父の相棒として約20年走り続けてきました。
車検を介してメンテナンスをしているものの、
エンジンプラグやコンプレッサー等、其処ら中にガタが来ているのも事実です。
その度に運良く純正品が見つかったり、
古くから付き合いのある車屋さんに対応してもらったり、
近くにガソリンの平均価格よりもかなり安価(Notセルフ)なスタンドを偶然見つけたりと
結構な綱渡り加減のCAR生活を送っていたのですが、
流石にここで悩みの種に直面しました。
「よくこんな状態で走ってましたね」の一言と共に指摘されたのはタイヤでした。
確かに約20年使い続けているので、タイヤもそのまま、
確認するのは空気圧のみでしたので、流石に限界が訪れていたようです。
「車なんてタイヤが4つあって走るだけで充分さ」という台詞がありますが、
そのタイヤが限界となればどうしようもありません。
やはり新品に替えないといけないなぁという結論になったのですが、
問題はここで発生するのです。
例えばプリンタのインクの場合、純正品は流石に高額ですので、
互換インクに差し替えて利用されている方もいらっしゃるでしょう。
ですが、互換インクやリサイクルを利用すると、
利用しているプリンタにも若干の不備が出てくるという事もあり、
長い目で見れば、純正品を使った方が寿命が伸びるのです。
無論、車のタイヤも純正品で・・・と言いたい所なのですが、
プリンタインクでも結構な差があるというのに、
タイヤとなると、その差はもっと大きな価格差となってしまいます。
純正品であった方がいいというのは誰の目にも明らかなのですが、
ガタが来て寿命が近いかも知れないSWIFTに、
純正品のタイヤを履かせて走るというのは結構な懸念材料になっているようで、
結局は純正品ではないタイヤを履かせる結論に至りました。
「そのまま」「互換品の新品」「純正品の新品」の2つ目を選んだワケですが、
その選択肢でも結構な費用を要する部品ですので、
これが『安物買いの銭失い』にならなければと思うばかりなのです。




