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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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18年7月9日号『決して越えられない壁』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



個人的なお話で恐縮ですが、


逸般人が禁句として使おうとしない言葉の中に【絶対】があります。


作品の中で使わざるを得ない状況の時以外で、


そう心に決めた時から現在までのうちに、これを破ったのは僅か2度しかありません。


その反動か、その言葉を易々と口にする方への目線が鋭くなったり、


その人の対する印象まで悪化させてしまうほどですから、結構重症です。


とはいえ、これだけを使わないようにと心掛けているということは、


言い換えれば抜け道があるので、条件としては緩く、


それがタイトルにもあります【決して】だったりするのですが、


月とスッポンや提灯に釣り鐘といった諺と同様に、


両者の間に大きな差が生じている場合にも、


【○○○○<<<<<(越えられない壁)<<<<<○○○〇】と表現されるのをよく拝見しますが、


今回はそんな典型的なお話をお届けしようと思います。


真面目な方面に向かいますが、お付き合いいただければ幸甚です。



時間に追われたり話題に窮していることが大半で、


なし崩しに始めてしまうのが無駄文。


ですから無駄文の大半はノンフィクションで形成されています。


毎日がノンフィクションですから、大切なのは広域にまで拡げられるアンテナの高さと


些細な変化であっても拾い上げて話題へと昇華させる鋭さは欠かせません。


裏を返せば、以前と較べて錆び付いているのが、手に取るように理解できるのが、


24時までの公開が難しくなった大きな要因となっています。


それでもどうにかして無駄文を綴ろうと踏ん張ろうとしますが、


そこに決して越えられない壁が、書こうという意欲をいとも簡単に折っていきます。


正体は本当のノンフィクションです。


様々なプラットフォームでニュースの記事を拝見したり拝聴したりしますが、


先週列島を襲った豪雨災害に関連する記事が続いています。


亡くなられた方も100名を超えたと伺い、


完全な復興と心のケアには相当な時間を要すると感じています。


そんな中、目に留まった記事がありました。


そこには、豪雨による濁流に飲み込まれ、生死の境を彷徨いながらも、


車の上部に僅かに残った空間の隙間で呼吸を繰り返して脱出の機会を窺ったり、


子供だけでも助けてほしいという思いだけで


空気を入れた袋を子供に括りつけたお母さんの経験談が載っていました。


九死に一生を得る経験は、


緻密に書かれますと、起こった現実に身震いする心持ちになりますし、


真に迫ったノンフィクションは


「無駄文を書いている自分が情けなくなってくる…」と肩を落とすに十分な影響があります。


起こった事実を目前に、言葉は無力でしかない。


甚大な災害に直面する度に現れる、決して越えられない壁に対して、


どうやれば乗り越えられるのかと真剣に考えてしまうのです。

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