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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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8月23日号 『読み返す』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



表面では「スチャラカ」や「無駄の極みジジイ」と、


半ば自虐的な「むだぶん」を綴って、読んでくださる皆様に、


「またしょうもない(訳:つまらない)事言ってるわ、このオッサン」と


ひと笑いの一助となったり(好意的解釈)、


一笑に付されるようなモノ(共通見解?)を書き残しているのですが、


その中身は結構ボロボロになっている日もあります。


将来を悲観して寝付く事が出来なかったり、


全てに否定的になって動けない自分に、余計苛立ちを隠せなくなったり、


苦しい時間帯を過ごす事も多くなっています。



そんな十数年を共にしてきた本が数冊あります。


今も気付いては読み返しているので、各ページ手垢で汚れてきました。


現在私のように生きるのが苦しいを感じられている方もいらっしゃるでしょう。


ですので、私がよく見るページの言葉を引用しようと思います。


これで少しでも読まれた方の苦しさが軽くなればと願っています。



先のことはわからない。予測できない。


そんなことは頭ではわかっている


といいながら


それでも人は、先のことを知りたがる。


思い通りにしたがる。


けれども、先のことは


神の見えざる手にゆだねられていて


どうにもできないことがほとんどだ。



それでは


今を積み上げていくしかないのか?


と思ってはみても、それもまた気が重い。


けれども、そう思って気が重くなるのは


あなたが今を生きている証拠なのだ。



大丈夫。


人生は長いようで短い。


たとえ100歳まで生きたとしても


振り返ってみれば、やはり


人生はあっという間だと思うに違いない。



過ぎてしまったことはしかたないと


頭ではわかっていても


それでも人は憤り、そして


なぜこうなってあいまったのかと嘆き


どうにかできなかっただろうかと悔やむ。



そしてまた力なく繰り返す


過ぎてしまったことはしかたないと。


漆塗りのように


何度も何度も繰り返す


そして、あきらめる。


あきらめることは、生きるための知恵。



けれども


過去はこれからのためにある。


嘆いたり悔やんだり、


そのみじめさを知る人ほど


これからは


そういう思いをしないように行きたいと願う。


そのとき人は、今を生きている。

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