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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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8月21日号 『不老不死・・・叶います?』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



歴史に名を刻んだ覇者達が、その野望を果たします。


富も名誉も己の思うがままです。


では、その次に求めるモノはなんでしょう?


それは『若さ』や『美貌』といったものになり、


その究極のモノは『不老不死』へと紐付けられていきます。


古くは中国を統一した秦の初代皇帝である始皇帝が『不老不死』を求め、


辰砂(化学的には水銀と硫黄が結びついた硫化水銀、当然有毒)を口にしたので、


死期を早めたという話があります。


その他、『竹取物語』の最後のシーンで、


かぐや姫が竹取の翁に残したのは不老不死の秘薬でした。


歴史や古くからの書籍にも書かれているだけではありません。


典型的だったのは、『ドラゴンボール』のフリーザでしょう。


不老不死の野望を胸にドラゴンボールを集め、


ナメック星人を悉く虐殺していった有様は、


読者に憎悪感を抱かせるには十二分の存在だった事でしょう。


それほど『不老不死』という言葉には、覇者を狂わせる魅力を秘めているのです。



誰もが憧れる『不老不死』ですが、


意外と簡単に成している世界があるのにお気づきではないですか?


毎週日曜日になると必ず、その思いが顕著に現れる場面に出くわすのです。


それが『大河ドラマ』の舞台です。


主人公やその他の男性陣が年齢を重ねていきますと、


それに応じて、老けて見えるメイクであったり白髪混じりの(かつら)を被って、


少しでも年老いた雰囲気を醸しだそうと演出をするのですが、


一方で、姫君をはじめとした女性の役を演じる女優さんは、


初めて出てきた時から最終回あたりまで若々しい姿を維持し続けます。


男性陣と女性陣の様変わりの有無に、


「これは大河という名のファンタジーだよなぁ…」と、


ここ数年の傾向に、半ば苦笑いを浮かべながら観ていたのですが、


今年はさらに拍車がかかったなぁと感じたのです。


真田源次郎信繁が秀吉の馬廻衆として大坂や伏見で活躍したのは、


21歳(諸説によっては18歳)~33歳(もしくは30歳)の間、


確かに若いとは言え、メイクも変わらない衣装も変わってはいません。


父の昌幸・兄の信幸も年齢による老いを感じさせません。


今まで、物語の中で大きく老け込んだのは太閤秀吉のみ。


恐らく大御所の家康もこれから一気に老け込んでいくでしょうが、


この二人以外に老け込む役どころは一人も出てこないでしょう。


可能性があるとすれば、昌幸の最期は信繁の蟄居中に訪れますから、


老けたメイクを施されるかもしれませんが、それでも3人のみです。


女性も男性も求めれば叶えられる『不老不死』の世界。


案外、身近と思われる所に潜んでいるものですねぇ…

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