18年6月4日号『生かさず殺さず』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
さて、38歳の抱負を立てなくちゃなと思っているのですが、
年始の時に建てられた抱負が1年を通して守られたかと鑑みた時、
結局忘れてしまってご破算というのが鉄壁の筋道となっており、
そこはかとなく残念感が漂ってくるのは置いておきまして…
【素直な心・謙虚な気持ち・感謝の気持ち】を人生の教訓とされている芸人さんがいらっしゃいまして
真面目な事を言っているのに、笑いの一助になっていたのですが、
それを笑いにするのは、ある種の傲慢ではないかと思うのです。
寧ろ、それを失った人がこのご時世を渡っていくのは難題といっても過言ではないでしょう。
ですが、謙虚の度が過ぎて自身を過小評価するまで行くのも考えモノ。
そのバランスを推し量っていく38歳でありたいと願っています。
(一週間どころか、3日で破ってしまいそうですが…)
閑話休題…
タイトルで使ったこの言葉は徳川家康に仕えた切れ者、本多佐渡守正信が
【百姓は、財の余らぬように、不足なきように治むる事、道なり】が転じて、
【百姓は生かさず殺さず】から引用しました。
そんな言葉が意外な所から浮き上がってきたお話をお届けしましょう。
少々真面目な流れになりそうですが、お付き合いください。
今や切っても切り離せない関係になっているのが【ソーシャルゲーム】です。
これも一種の極論なのかもしれませんが、誰しもがゲームを携帯する時代で、
通勤電車の中でも
スマートフォンを片手にゲームをプレイされている方も多いようです。
思えば、逸般人を含むファミコン世代がちょうど40代。
お金に糸目をつけないのならば、課金をするでしょうし、
その世代から誕生し、その背中を見て成長した子供達も、
デジタルネイティヴなのですから、それを「けしからん」と叱っても、
隠れてプレイされている事でしょう。
それが浮き彫りとなったのが、課金によって携帯の請求額が膨れ上がった
件の【コンプガチャ】問題でした。
以前、この問題に対して私が思ったのは、
土台に【基本プレイ無料】という言葉があっても、
儲けを度外視した慈善事業で次々とゲームを開発し続ければ、
企業の屋台骨は一気に傾き、倒産するのですから、
売り上げを計上するシステムが構築されているのは当然で、
プレイする側(またはさせる側)が尺度を以て付き合うのが大事だとしていました。
その一方で、課金をさせようとする側も
そうせざるを得ない状況を押し付けるのもどうかなぁとも感じるのです。
とあるソーシャルゲームがあります。
基本プレイは無料なのですが、一時的にでも自分が有利な立場に立てるようにと、
手を変え品を変え新たなアイテムを登場させます。
とはいえ、課金をされる方ばかりを礼賛するようでは、
プレイヤーの裾野は広がっていきません。
無料で楽しまれている方々にも課金をしていただくように、
僅かでもそのアイテムが得られるチャンスを与えねばなりません。
当然無償で与えるチャンスなのですから、
獲得できる確率は控え目になっているのは理解できます。
そういったチャンスに重要なのは、
確率が悪くても「ひょっとしたら…手に入るかもしれない」という射幸心を煽る事でしょうが、
課金を徹底させようとするとこうなります。
【無償チケット ドロップ率 1%】【有償チケット ドロップ率10%】
過度の課金をしてまで楽しもうとは思わないスタンスの逸般人ですが、
5%なら試す価値はあるかもしれないとは思いますが、
1%ではその縛りの厳しさから試すだけ無駄という思考が働きますし、
更に回収するだけ回収してサービスを終了させようという意図まで勝手に汲み取りますと、
そこにお金を使おうとする気は起きません。
【生かさず殺さず】の言葉がソーシャルゲームの世界にも通用する。
不思議な取り合わせに思わず膝を打ってしまうのです。




