8月18日号 『そこまでする?』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
本日もスチャラカなお話をお届けします。
今のご時世ならではというイメージを抱いたのですが、
流石にこれは過保護すぎないかなと思ってしまいました。
季節感を前倒しするコマーシャルも散見されます。
初秋とは言え、地域によっては酷暑の日々は続き、
体温以上の最高気温を記録する地域もまだまだ残されているでしょう。
薄着はおろか、半裸でも厳しい時節だというのに、
テレビから流れてくるのは、早くも「Happy Halloween」の話題となり、
生地が薄そうに見えていても長袖の衣装に袖を通しながら、
楽しそうにしている家族の映像を観ると、
その暑苦しさにテレビを消したくなってしまいます。
季節の誤差を計算してみますと、Halloweenは10月31日ですから約2ヶ月半。
早め早めに手を打っていくのが常套手段なのは承知しているのですが、
10月末の涼しさを想定できない以上、空回り感と浮世離れ感が否めなくなってくるのです。
約2ヶ月半でも結構なズレを感じてしまうのですから、
誤差が8ヶ月以上開いてしまうと、「どこの世界の話だよ」とツッコミたくなります。
それが「ランドセル」の世界です。
1家庭に約1人という少子化の影響が如実に現れているようで、
なるべく良い物を与えたいというお爺さん・お婆さん世代を顧客層として狙っているのか、
昨今は年がら年中高級ランドセルの販売促進が流れます。
ランドセルに関しては以前にも何度か触れていましたので、
「またその話ですか…」と呆れられる方もいらっしゃることでしょう。
ですが今回は、ランドセルは脇役で主役は他の所にあるのです。
ランドセルのお供といえば、教科書・筆箱・ファイルなどもありますが、
外せないのが『ノート』の存在でしょう。
各科目の専用ノートや、連絡帳、自由帳なども入れますから、
最もランドセルのお世話になるツールと言っても過言ではないでしょう。
そんなノートにも技術革新が進んでいるようで、
今回登場したのは『同じ枚数でも軽くなったノート』でした。
数十枚の紙を一冊に束ねただけのノートで軽量化を図るのは、
一枚一枚の重さを減らす事でその成果を挙げてきたんだろうと、
目から鱗の技術革新に感心してしまうのですが、
その一方で子供に対する過保護さも見て取れたのです。
結構な重量を背負って登校する事で体力が付いていくもので、
その機会を奪っていくのは子供のためにならないように感じるのです。
便利になるのは確かにいい事ではありますが、
不便を味わうのも決して悪い事ではないように思えてくるのです。




