8月14日号 『THE BACK-NUMBER』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
本日は『THE BACK-NUMBER』をお届けします。
タイトルは『極上の夢』でした。
高校球児ががむしゃらに白球を追う姿。
その肌を焼きながら懸命に声を嗄らして応援する野球部員や応援団。
一度限りの真剣勝負だからこそ生まれる潔さ。
一部では「関西特撮死のロード」と批判の対象になり、
更にごく一部では、賭けの対象になってしまう部分もありますが、
高校野球には雑音を払拭する清々しさに溢れています。
私事で恐縮ですが、
私の甥っ子が、大阪から確か山梨の高校に野球留学をしていきました。
甲子園出場の機会まで残り1回。
数少ないチャンスを活かして聖地まで辿りついてほしいものです。
閑話休題…
確かに高校球児の夢は甲子園球場ではありますが、
個人的には遥かにそれを凌ぐ「極上の夢」が存在するように思えるのです。
これは甲子園に出場するという実力もさることながら、
それをも凌駕する「運」の要素が必要となってくるのです。
私が思うのは、
『甲子園球場のナイトゲームで野球をプレイする』事にあると思います。
甲子園球場のナイトゲームで野球をするという事は、
高校球児の中でも、ほんの一握りの「プロ」と呼ばれ、
プロの球団の中でも主力級の活躍を続けられるポテンシャルを秘め、
偶然甲子園球場で野球をする機会に恵まれるという
「努力」+「奇蹟」+「運」の3つを同時に味方に付けなくてはいけません。
それと比較しても、高校野球の場合は、
「甲子園に出場する」+「くじ引きで第4試合になる」+「前の試合が長期戦」+「好天」と
プロ野球の世界とまではいかないまでも、「運」は必要になってきます。
今日もその『極上の夢』が叶えられましたが、
今年の場合は夕立などによる一時中断が大きく味方をしたのでしょう。
カクテル光線に照らされて、懸命に白球を追う。
プロ野球選手の心境を少しの時間でも追体験できるのは、
球児たちにとっては生涯の財産へと昇華されてもおかしくない思い出になる事でしょう。
勝敗はどうであれ、カクテル光線の下で野球ができた。
彼等は「極上の夢の中」にいた事でしょう。




