8月13日号 『勝手に持ってるSympathy』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
日頃睡眠不足に悩まされている方も多くなってきたかもしれませんね。
オリンピックも折り返しの地点に差し掛かっています。
劇的なメダル獲得のシーンを目にする機会もありますが、
個人的には、普段なら全く注目されない競技でオリンピックメダルを獲得することが、
競技人口が増加していく最も理想的な方法のように思えます。
前回では、フェンシングのフルーレ競技がそれに当たりましたが、
今回は、カヌー競技のスラロームで獲得された銅メダルは、
メダルの色以上の価値をもたらしてくれることでしょう。
まぁ、道具や遠征などにかかる費用を鑑みると、
実際に競技を始められる方は多くはならないような気もしますが……
閑話休題…
これほど、開幕まで多くの悶着を抱えたオリンピックも
相当珍しいような気がします。
粉飾決算から端を発した大統領の弾劾裁判。
給料未払による警察官のストライキ。
オリンピック開催に反対する市民の方々のデモ。
「本当にオリンピックできるの?」という疑問を持つのも不思議ではないように思えます。
特筆すべきは、
オリンピック関連のスタジアムが開会式までに完成するのか?でした。
サッカー大国のブラジルで
サッカーのワールドカップが開催された時も、
全てのスタジアムが完成したのは開会式の数日前でした。
二の轍は流石に踏まないだろうと思っていたのですが、
選手村や交通網などのインフラ整備が間に合ったのも、
選手が入村する数日前だったり、開会式の4日前だったりと、
『紙一重』という言葉がこれほど当てはまるのも中々ないように思えます。
ですが、このオリンピックに対して、
逸般人は勝手に共感ポイントを見つけてしまうのです。
このギリギリ感を、在りし日に感じませんでしたか?
今日が8月13日、夏休みも残り20日を切っています。
オリンピックが終われば、お盆も終わり、そして甲子園も終焉。
一気に夏休みのムードが萎んでいき、月末感が押し寄せてきます。
そうなると、後ろ髪を引っ張ってくるのが『宿題』の存在です。
7月のうちに全部終わらせるというのは自由研究などもあり至難の業ですが、
残り1桁になった時から、『宿題』の驚異を覚えながらも遊び回り、
カウントダウンが始まった時にようやくお尻に火が付くのか、
帳尻合わせの追い込みを披露して宿題を終わらせ、
ハタと気が付いて時計を見ると、日付変更線を越えて月が変わり、
夏休みの終了は大きな疲労感を引きずって布団に潜り込んだ記憶を
お持ちの方も結構いらっしゃった方に思います。
スタジアムやインフラ整備の際に見せた、怒涛の帳尻合わせは、
ちょっぴり苦しい夏休みの思い出を思い起こさせてくれて、
えも言われぬSympathyを持ってしまうのでした。




