8月9日号『こんな所でも・・・』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
結構前のお話に遡るかもしれませんが、
こんな話題をした記憶が朧げにではありますが残っています。
『Digital Divide』
日本語に訳しますと『情報格差』と呼ばれています。
逸般人の口から説明しますと、間違いを起こす可能性があるので、
改めてWikipediaから引用致しますと、
『都市部と地方間における放送・通信の情報量やサービスの可否に差があること。
また、情報技術を使いこなせる者と使いこなせない者の間に格差が生じていることを指す。
特に情報技術を使えていない、
あるいは取り入れられる情報量が少ない人々または放送・通信のサービスを
(都市部と同水準で)受けられない地域および住民のことを
情報弱者(しばしば情弱と略される)とも呼ばれる』と出てきます。
後半の部分に関しては、蔑称の説明までされているようですので、
あまり気持ちのいい言葉とは言い難くなっています。
昨今ではスマートフォンとフィーチャーフォン(俗に言うガラケー)で生じる
格差も徐々に大きな開きを見せつつあるようです。
と、ここまではDigital Divideのお話ではありますが、
情報の世界よりも早く、格差が生じている世界が存在します。
それが『English Divide』。
『Digital Divide』が『情報格差』ならば差し詰め『英語格差』でしょうか。
つまり英語を使える使えないにより起きる大きな格差は、
単一言語民族の大きな枷になっています。
勿論、英会話などにもその差は如実に現れますが、
最近クローズアップされはじめました『プログラミング』のコーティングも、
基本は英文法の表記をする部分が圧倒的多数を占め、
スムーズなコーティングには英語の言語能力が強く求められています。
そんな中で、「こんな所にもEnglish Divideが…」というワンシーンがありました。
キーボードを操作したり、モニターとにらめっこをされたり、
インターネットを楽しんでおられる皆様のお耳のお供には何が流れていますか?
『無音』を好まれる方から『好きなジャンルの音楽』、
『インターネットラジオ』を楽しんでおられる方も多いのではないでしょうか。
その中でここ数年、趨勢を極めているのは『YouTube』や『ツイキャス』など、
誰もが発信者になれる時代へとなってきました。
そのトップランナーが『YouTuber』となって著名度を高めていき、
普通なら「え?この人誰?」と思われている方が、コマーシャルに登場して話題となっていました。
別にそれについて批判をするわけではありません。
新しいものを常にキャッチし続けるようにアンテナを張り続けている。
その姿勢は、古いものに固執してしまう傾向の強い逸般人にとっては、
見習わなくてはならない重要なファクターのように思えるのです。
さて、少し話を広げすぎてしまう逸般人の悪い癖が出たようですが、
そこにも『English Divide』の格差が広がっているのに気付かされたのです。
日本でトップランナーとなっている『YouTuber』さんの配信映像の
閲覧数は標準で70万、多くて7桁に届くか届かないかの範囲の作品が多く感じます。
毎日数十万~百万人の方に閲覧されているのですから、
そこから発生する報酬や年収は破格となっているのでしょう。
ですがこれが英語圏となりますと、閲覧数の桁が1つ増え、
数千万の世界へと軽々と足を踏み入れている動画作品が多く存在するのです。
確か1閲覧数=0.1円の世界と耳にした事がありますので、
英語圏で流暢に使いこなせるとしますと、
有名になれれば1本で100万の報酬を手にできる可能性を秘めているわけです。
無論、それだけの閲覧数を集められる方ですから、
その方が連日動画を投稿されますと、それだけの閲覧数が得られ、
あっという間に億万長者への道を駆け上がっていくのでしょう。
確かにプライヴェートな時間を切り取ったり、
セレブリティになればなるほど、色々と制約がつくかと思いますが、
そのリスクを保有しましても、
英語の大きな格差が存在している事実に驚かされてしまうのです。




