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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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8月4日号『致命的に欠けているところがある』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



要するに『知的持久力』に欠けているのです。


と、本日のスチャラカは結論から先に持って行く事にしました。


知己の方で、知り合ってそろそろ干支が一回りぐらいするんじゃないかという


お付き合いをさせていただいている方がいらっしゃいまして、


結構前に「結論までの助走期間が長すぎる」と指摘を受けた事がありました。


確かに変な方向に話題を持って行きすぎて、冗長過ぎますと、


話題の中心点がぶれてしまったりして、


「一応、形としては収まったけど何か言いたいことがずれちゃったなぁ・・・」と、


綴り終わった「むだぶん」を確認すると、首を捻るという機会も結構存在します。


確かに、大学のレポートは一枚目がタイトルだとして、


二枚目にいきなり結論を持って行き、その根拠がそれ以下という形式でないと、


レポートとして受け取ってもらえないという事もあります。


ですので、少し目先を変える事で新たなことが浮かばないかという


緩急をつけるという意味で、たまにはこんなスタンスもいいかと思った次第です。



さて、そんな人がいるのか?と疑問が浮かびますが、


よく「むだぶん」に目を通してくださる「むだぶんフリーク」の方は、


この「むだぶん」はどんな形で作られているかはご存知の筈でしょう。


何も思い浮かんでいないまま、22時30分頃から社長椅子に座って


30分程度を無駄に「うーん・・・」と唸って、


突如何かが降りてきたと同時に指が走り始め、


日付変更線を跨ぐ直前あたりに奇跡的に体裁が整って公開する。


そんなモノが多いので、端的に「成り行き任せな」むだぶんが多い事は事実です。


そこにもう一つの個人的な条件に挑戦しているという事を、


ご存知の方は多くはないと思います。


その個人的な縛りとは「1000文字の壁」


読んで名の如く、必ず1000文字以上の文字で構成されている「むだぶん」を目指しています。


そういう部分では「小説家になろう」で書かせていただいているのは、


空白や余白を含まない文字数が小説作成ページに掲載されているので、


明確な目標となり若干書きやすい媒体となっています。


大半の「むだぶん」にかける時間は約一時間程度。


タイピングの早い方なら10分で1000文字書ける方もいらっしゃるようなので、


それを比較されると遅いのは明確なのですが、


単純に書き写すだけではなく考えながら文章を作っており、


公開した後の「暫くは何も考えられなくなる」疲労感を推し量ってみても、


そこそこな事はやってるんじゃないかと思えてくるわけです。



そこでふと思うのです。


「集中して一時間で1000文字書けるのなら、他の作品でもそれぐらいできるんじゃ・・・」と


確かに単純計算して、1時間で約1000文字なら3時間で約3000文字書ける計算です。


それを一週間続けられれば、約21000文字。


一週間あれば、ちょっとした短編を手掛けられる文章量へ到達するのでしょう。


ですが、現時点での逸般人にとっては「むだぶん」一本が限界のようです。


新しい作品の原案を練ってみたり、プロットを組んでみたりといった工程になると、


途端にその意欲が萎んで潰れてしまいます。


その原因が『知的持久力の欠如』にあるのです。


噛み砕いて言えば「考え続ける体力がない」という仮説が立つのです。


先程も申し上げましたように、


「むだぶん」は基本的に「成り行き任せ」に依存したモノが多く、


何かしらの閃きや違和感を思いついたら、あとは電車道で突っ走ろうとします。


『知的○○力』と表現すると、『知的瞬発力』で構成されているのが「むだぶん」です。


それに対して、物語のストーリーラインを考える。魅力的なキャラクターを考える。


登場人物の裏設定を考える時に必要なものは、


作品と四つに組んで考え続けられるかが重要なファクターとなります。


ですが、こういう事も往々にしてあるのです。


夜に缶珈琲を買いに行こうと、散歩に出かけます。


その最中に、新たな作品へのヒントが奇跡的に閃いたとしましょう。


それを膨らませ続けるまではいい流れなのですが、


缶珈琲を買って自宅で飲みながら寛いでいる時にふと訪れる感覚。


「何だか、考えるの飽きたなぁ・・・」「あれ?何考えてたっけ?」


これが面白くなるかもしれない作品に水を差す元凶となってしまうのです。


そして残念な事にこの逸般人、そういった諦めが非常に速く、


すぐ他の事に興味が移ってしまう性格も加味してか、どうにも続かないのが現状です。


そろそろ逸般人も中年路線真っ只中で、


能力が衰えてくる時期に差し掛かりつつあります。


欠けている『知的持久力』を補うための体力作りも始めないといけないと、


1文字も進んでいない作品を眺めて思えてくるのです。

とはいえ『知的持久力』を鍛えるためには何をすればいいんでしょう・・・


まさか、「頭を鍛えるために筋トレや持久走をします!」ではないとは思うのですが(汗

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