8月2日号『ぐぬぬ・・・』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
個人的によく見かける言葉になってきました。
いい大人になってくると、
感情を自分の内に秘めて処理することができるようになったのか、
表向きでは「そんなの全然痛くも痒くもない」と演じていても、
面の皮を一枚剥がせば、地団駄を踏みたがっている。
感情を上手く押し殺して表情に出さないことが処世術の一つではあるとは思いますが、
悔しい気持ちはあまり抑えないほうがいい時もあるようです。
そんな悔しさを文面に表すと出てくる言葉が『ぐぬぬ・・・』
本日はそんな『ぐぬぬ・・・』体験を交えたスチャラカ路線をお届けしようと思います。
特にこういった言葉の弱い方、いらっしゃいませんか?
『期間限定』
今になると「夏季限定」と書かれた幟が立ち並び、
いかにも冷たそうなかき氷あたりの写真が、熱風にたなびいていますね。
数日間限定である商品が100円になったりと、
様々なシーンで心が動かされている方も多いように感じます。
そんな逸般人にも『期間限定』の誘惑が訪れました。
某お店にて名前は失念してしまったのですが、こんな商品がありました。
チョコレートでコーティングされたソフトクリーム。
恐らくはチョコレートでコーティングするので、
溶けるのにちょっと時間を有するという用途で開発された商品なのでしょう。
価格を見ると200円(税別)
屋内で出会ったとは言え、弱冷房の店舗内では生温い風が流れてきて、
お世辞でも涼を求められる状況ではありません。
そして、フードコートは夏休みの真っ最中ということもあり、
学生さんが圧倒的に増えているのも、室温を上昇させている一因なのか、
結構な熱気に溢れておりました。
さすが偽に腹は変えられなかったのと、『期間限定』の言葉に導かれ、
件のソフトクリームを注文。
しっかりとチョコレートでコーティングされているので、
ソフトクリームに触れたときに感じる冷たさはありませんでした。
逸般人の期待を一身に受けて、口に運ばれていくソフトクリーム。
ですが、その一口目から失意の底に落とされてしまったのです。
確かに、ソフトクリームとチョコレートが混じった、
それらしい味わいになっているのですが、
その口当たりにはとても見覚えがあったのです。
それは別のショッピングセンターで、涼を求めて手にする
チョコレートアイスバーの存在です。
構成はほぼ同じで形状がソフトクリームがアイスバーに変わる程度です。
若干、コーティングされているチョコレートの層が厚いか薄いかという
とても僅かな差しかありません。
その『ぐぬぬ・・・』の差は、その大きすぎる価格差にありました。
ソフトクリームが200円(税込)だったのに対して、
そのチョコレートアイスバーは39円(税込)で口にすることができるのです。
単純計算1/5の価格で同様の涼を求められるのです。
もう一言付け加えるならば、
チョコレートソフトクリーム一本>チョコレートアイスバーを5本となります。
味に大差がないのにこの価格差は、
関西人としてはちょっと黙っていられない状況になってしまうのです。
ですが、買ってしまっては後の祭り。
「二度と買わない!」という固い決意と共に、胃袋へと消えていったのは言うまでもありません。




