7月30日号『勘違い』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
『或る二人の会話』の第五談のタイトルが『勘違い』でした。
拝読下さった皆さまには、御礼を申し上げます。
シリーズはもう少し続く予定だと思いますので、
またお付き合いくだされば幸いです。
さて、同じタイトルにしたということは、
逸般人の最近の勘違いをご紹介しようと思います。
問答無用のスチャラカと、若干人を選ぶような内容かもしれませんので、
気分を害された皆様には、ここで謝罪をさせていただければと存じます。
CS放送には、色々な専門チャンネルがあります。
我が家も某社との契約をしているので、専門番組を拝見する機会が多いのです。
特にめっきり拝見する機会の少なくなった時代劇は重宝しております。
その契約されているサービスの中に、『ギャンブル』専門のチャンネルもあります。
逸般人の趣味の一つでもある競馬の専門チャンネルも存在してはいるのですが、
サービスとして提供されているチャンネルの中に、エンタメ枠として、
パチンコ・パチスロなどの実践番組も観る事が出来るのです。
そんな中でよく使われる言葉として、
『7テン』という言葉があります。
パチンコの世界でよく使われる言葉なのですが、『7図柄テンパイ』の略称です。
昔から、パチンコの世界では7で当たると確変(=確率変動)であったり、
何度か当たりが保証されていたように、縁起のいい数字となっています。
(まぁ、ラッキー7という言葉はどの世界でも縁起がいいように言われてはいますが・・・)
特にパチンコの世界での『7テン』は特に当たりやすく設計されているようで、
信頼度(当たる確率)が70%等々、結構熱い展開が待っているわけです。
リーチの演出も一番熱い演出に移行したりと、
パチンコを楽しんでいる方にとっては、
『7テン』は憧れの象徴といっても決して過言ではありませんし、
『7テン』を外す方が逆にレアな体験の一つといってもいいでしょう。
ですが、これも一種の「同族嫌悪」だと思っているのですが、
あまりパチンコを快く思っていない逸般人が、いきなりその話を持ってくるには
この『勘違い』が絡んでくるのです。
逸般人の眼前である液晶がクルクル回って様子を固唾を飲んで見守っています。
そして2つまで数字が揃いました。見事なまでの『7テン』です。
パチンコ関連番組を目を向けている影響で、
『7テン』がどれだか熱いのかを知っている逸般人、
「これはもらった!」テンションが上がります。
しかし数秒後、その思惑は見事に外れて『778』と表示されます。
「うわ・・・外した・・・」と結構なショックを受けてしまったのです。
そんな私の置かれていた状況はと言いますと、
周りに当たりを示す派手な光を放つ台はありません。
台から放たれる派手な音楽や、騒音レベルの音楽もなっていません。
周りはとても暗く、やや深夜の時間帯という雰囲気の中で、
目の前にある台だけが煌々とLEDで眩しい光を放ち続けています。
その台の正体は『自動販売機』
自動販売機の数字が揃えば一本おまけ、というよくあるシステムです。
あのシステムの当たる確率は、完全確率の世界です。
1/○○の1を引き当てないと当たることはありません。
ここに演出は必要ありません。
パチンコで熱いと言われている『7テン』ですが、
自動販売機にそんな情けは必要ありません。
当たっていなければ、「はぁ?7テン?知らねぇよ」とハズレを出してくれます。
パチンコ台≠自動販売機
改めてパチンコ関連番組を見すぎたことに今更ながら猛省した一日でした。




