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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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7月29日号『THE BACK-NUMBER』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



Window10のアップデートの期限が昨日まででしたので、


「やらぬ後悔よりもやる後悔」と思い立って、アップグレードすることにしました。


開始したのが21時30分とかなり遅れての開始だったので、


29日号のむだぶんは「THE BACK-NUMBER」をお届けする運びとなりました。


当時のタイトルは、『こっ恥ずかしいこと、この上ない・・・』です。



話題がないと少々嘆き節を展開してしまいましたが、


何のこっちゃない、ただ忘れていただけの事でした。


えぇ、問答無用のスチャラカです。



市内の国道沿いを適当に流していました所、


妙に新しい看板が目につきました。


大手の定食屋さんが廃業になって、その跡地にできたのは似たような豚カツ専門店でした。


駐車場の(のぼり)に目を転じてみますと、


どうやら開店翌日の様子で、商品が普段よりもお手頃の価格で提供されていました。


4品限定500円(税込)という、


豚カツ関連のお店ではあり得ないほどの低価格に、


心が踊らされながらも店内に足を向けました。




如何にも新しくオープンしましたという建物の独特の香りと、


開店したて特有のスタッフ全員の景気のいい挨拶。


まさに、開店当時の雰囲気が如実に出ている店内の雰囲気に、


半ば圧倒されながら、ロースカツ定食(定価680円)をオーダーし、


お茶を啜りながら、暫く待っていると、


流石は勢いのあるお店で、オーダーして5分とかからずに定食が眼前に。


やはり揚げ物は揚げたてに限ります。




サックサクの触感と、お肉の味を堪能していますと、


「お茶のおかわりはいかがですか?」と女性スタッフが気遣って声をかけてくれましたので、


遠慮なくいただこうと返事をしようと視線を上に向けますと、


お茶を持っているスタッフが2人いらっしゃったのです。


よくよく観察してみますと、


開店二日目でしたので、スタッフさん全員がお店に出ているのでしょう。


スタッフさんが妙に多いのです。


お茶を提供するスタッフさん、レジを担当しているスタッフさん、


オーダーを取っているスタッフさん、オーダーを作っているスタッフさんの他に、


どう見ても手持無沙汰で、声出し担当のスタッフさんが数名いらっしゃいました。


通常営業なら、ローテーションで回すんだと思うのですが、


スタッフさん全員がお店に中にいると、声出し専用のスタッフさんも出てくるのでしょう。


こうなりますと、やりにくいのは料理を堪能しているこちらの方です。


食べながら、視線を他の方向に向けようとしますと、


カウンターのスタッフさんと視線がぶつかるのです。


お互いに愛想笑いを浮かべて視線を外すのですが、


食事をしている所を、まじまじと見られてしまいますと、


若干、料理が食べにくかったりしませんか?


しかも、私のカウンター席の前にもスタッフさんがいらっしゃいまして、


視線の置きどころにも苦労する始末・・・


食べ終わって、一息つく余裕もなくお店を出る羽目になってしまいました。


もう一度行こうとは思っていたのですが、


この「無言のプレッシャー」に押されてしまった影響で、


どうにも足が向くことはありませんでした。


今も営業しているであろうそのお店、


流石に落ち着いているでしょうから、折を見て食べに行ってみようと思います。

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