7月15日号『ちょ・・・てぃぴーおー!』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
昨日・そして今日とお通夜・告別式と恙無く執り行わせていただきました。
その中のワンシーンで、どうしても拭い切れない違和感がありました。
通常この「むだぶん」は1000文字を越えられるようにするという
鍛錬の意味も込められているのですが、
流石に今日は気疲れが溜まっているので、
若干短いモノになるかもしれませんが、平に御容赦願います。
タイトルで叫んでおりましたが、
てぃーぴーおー(=TPO)とは、
『Time(時間)・Place(場所)・Occasion(場合)の頭文字をとって、
「時と場所、場合に応じた方法・態度・服装等の使い分け」を意味する和製英語』
と明記されておりました。(Wikipedia参照)
お通夜や告別式は『冠婚葬祭』の『葬』の部分に当たりますので、
当然衣装は喪服と白いカッターシャツと皮靴、そして片手には数珠が
フォーマルな出で立ちとなります。
今回のお通夜と告別式は、逸般人と近しい親戚がお亡くなりになったので、
お通夜の最初から、告別式のお骨上げまで参列しておりました。
その違和感は、お通夜が始まる前にやってきます。
厳かな雰囲気と静まり返った室内。
誰もが進んで口を開こうとしない重い雰囲気で、
有名な曲をピアノだけでアレンジしたBGMだけが室内を満たしていました。
軽々に語る口を持ち合わせていなかったので、
そのピアノに耳を欹てていたのですが、
音楽に詳しくない逸般人でも聞き覚えのある旋律が流れてきました。
口ずさめる雰囲気ではありませんでしたので、
頭の中で歌詞を当て嵌めてみました。
『いつかお父さんみたいに大きな背中で
いつかお母さんみたいに静かな優しさで
どんなことも越えてゆける
家族になろうよ』
他の曲が流れてきました。
『このアイ・ラブ・ユーを 親愛なる人に
おまえは今でもアイドルさ みんな大好きだぜ
だから永遠に 愛し合って
コングラッチュレーション 幸せに
なってくれなきゃ 困るぜベイベー
素晴らしい未来へ 愛を叫べ』
聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
なくても、コマーシャルなどでご覧になられた方もいらっしゃる事でしょう。
では、この曲が流れているコマーシャルを想像してみてください。
幸せそうな花嫁候補の表情が浮かんでくれば、それが正解です。
ですが、こう言った曲は『冠婚葬祭』の『婚』のウェイトの大きな曲で、
殆ど真逆と言ってもいい雰囲気で流れてくると違和感の何者でもありません。
恐らく流れ作業的な形で使われているんだと思うのですが、
もう少し気遣った選曲をしてほしかったなぁと今になって思う訳です。




