表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/3377

7月14日号『THE BACK-NUMBER』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。


先日来から申し上げておりますように、


今日は『THE BACK-NUMBER』をお届けする運びとなりますのでご了承ください。


タイトルは【怠惰の2口目】です。



スチャラカ路線で参りたいと思いますので、肩の力をお抜きください。


昔は大好きだったんだけど、


今になって思えば、「そんなにかなぁ……」と首を捻りたくなる事やモノってありませんか?


今回はその中から『モノ』を取り上げようと思います。



デパートの屋上あたりで、男女問わず世のビジネスパーソンの皆様が、


仕事終わりに水滴に満たされた麦酒(ビール)を片手にこう言います。


「もうねぇ、この一杯のために生きてるって感じだよね!」と


笑顔を漏らすワンシーンが青写真として映し出されます。


最早、真夏の風物詩ですよね。


私自身はアルコールの耐性が備わっていないのか、


お酒を口にする機会はほぼ皆無ですが、


別に、二十歳にならなくても気分がスキッとする飲み物はあります。


そうです、今回の話題は「炭酸飲料」のお話です。



100円で買える500mlの炭酸飲料と50円のスナック菓子。


ジャンクフードこそが最高の御馳走という時代がありました。


昔ながらの駄菓子屋が近かった事もあり、


その機会には恵まれておりました。


その頃は、全く意にも止めなかったのですが、


近頃は炭酸飲料から自然と遠ざかるようになってきたのです。


何故だろうと考えてみるとスンナリ結論が出されました。


それは「2口目」に踏み切れなくなってきた事でした。


炭酸飲料を開けます。


1口目はグイッと行きます。


冷たさと爽快感が身体中を駆け巡ります。


「ぷはー!」っと吐き出される息も心地良いものです。


ですが、立て続けに2口目に行けなくなったのです。


1口目の爽快感は何処へやら。


二酸化炭素により胃が一気に膨らんでしまった感覚になって、


「とりあえず……ひと口だけでいいや」と思い始めたが最後。


冷たさは徐々に奪われていきますし、


炭酸飲料の最大の魅力である炭酸が抜け、爽快感がなくなり、


魅力は一気に半減します。


「この一杯のために生きてるって感じだよねー」から、


「このひと口のために生きてるって感じだよねー」に変わるわけです。


一杯ぶんを買えるようなシステムが開発されれば、


無茶苦茶ヒットするような気がするんですけどねぇ……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ