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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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3551/3556

26年5月14日号『若さにゃ勝てん……』

 貴重なお時間を割いて、

無駄文に目を通してくださいまして、

誠にありがとうございます。


 まな板の上の鯉になり切って、 

健康診断を受けてまいりました。

結果は約1か月後とあって、

眠れぬ夜を過ごしそうですが、

どうせ数日経てば、それを忘れて

ぐーすか眠りこけることでしょう。


去年も腎機能の低下を

指摘されており、

劇的な回復が見込めない臓器で

現状維持を望みはすれど、

そうは問屋は卸さないと思う中、

この1年で重力に破れて

身長が3ミリ縮んでおりました。

どうにも最近、

背の高い人が多いと感じるわけです。

190cmまでゆとりは1.1cm。

あと何年逸般人の数少ない

長所として君臨できるのか……

願わくば50歳までは

この数値を維持したいものです。


閑話休題(それはさておき)……


 初夏にかけては

絶好の行楽シーズンに入り、

観光事業に全振りしている奈良も

人種の坩堝(るつぼ)さながらに

海外の観光客も数多く見られます。


中でも大変なのはバス移動。

乗り込む停留所では

地元のお客さんが大半で

田舎特有ののんびりした

雰囲気が漂うのですが、

奈良駅に着きますと様相が一変、

JR線でも近鉄線でも

長蛇の列がバスを待ち構え、

乗せた頃には既にすし詰め状態、

久しく乗っていない通勤電車を

思い起こさせるほどの満員状態で

後方座席におりますと、

降りたい停留所に着いた途端、

人をかき分けないと

降りられません。

しかも、日本語が通用するなら

まだいいですが、

海外の言葉が行き交う車内で

「降りまーす」と言っても

通じないので更に難儀します。


それは通年通りと言えば

通年通りですが、

この時期はそれに混じって

修学旅行や課外学習で

中学生・高校生の姿もちらほら。

最近は修学旅行中の事故の

ニュースが聞かれますから、

楽しい思い出を持って安全無事に

帰宅してほしいと願っています。

(願わずとも、

帰れたはずなんですけどね……)


感謝の心を忘れない。

SNSにおける私の信条ですが、

何もそれはオンラインに限らず、

人と接する場面では

それを言葉にします。

バスの運転手さんも然り、

乗る時は「お願いします」

降りる時は「ありがとうございます」

これは常に欠かしません。


父の面会でバスに乗っていますと、

偶然乗り合わせたのが

関西弁ではない日本語で

会話されていた学生ご一向、

恐らく修学旅行で

訪れているのでしょう。

最近は旅行先に海外を選ぶ

学校もあると耳にする中で、

昔ながらの渋めの場所で

退屈じゃないかなと邪推しつつ、

降りた場所は唐招提寺。

一斉に降りられたので

車内は一気に静まり返りましたが、

降り際に運転手さんにかけられた

「ありがとうございます」の言葉が

中年のオッサンにそれよりも

遥かに張りがあって瑞々しい。

言葉の重みに多寡(たか)

ないとは思いたいのですが、

それは若ぶりたいオッサンの戯言で、

「若さには勝てんわ……」と

すごすごと兜を脱ぐのです。

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