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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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3514/3518

26年4月7日号『ぺしぺし』

 貴重なお時間を割いて、

無駄文に目を通してくださいまして、

誠にありがとうございます。


 父の入院生活も1年3ヵ月。

そして去年の今頃、

パーキンソン症による

嚥下障害からくる、

誤嚥性肺炎予防のため、

経口摂取を断念し、

胃瘻の処置を受けました。

父・主治医の先生との3者面談で

父が下した決断を尊重しよう。

そう考え、私からは

何も言うことはなく、

処置を受けるための転院を

余儀なくされました。


有難いことに経過が

順調だからこそ

今も入院生活が続けられ、

軽口を叩き合える

円満な親子関係ですが、

人間の三大欲求の1つ、

食を強制的に取り上げた

重い事実に変わりはなく、

「気にするな」と諭されますが、

親不孝・後継ぎの顔も

見せられない申し訳なさを

含めた大きな咎を背負う

贖罪の半生を

生きていくのでしょう。


小康状態を保っているとて、

徐々に弱っていく嚥下能力。

経口していないのにもかかわらず、

度々誤嚥性肺炎を引き起こし、

熱にうなされる様子も垣間見ます。

それを何とか乗り切っても、

病床で落とした身体能力を

再度リハビリで戻すのに

時間がかかります。

原因は食べなくても

湧いてくる唾や痰を誤嚥して

肺炎に繋がっているようで、

今はベッドにある吸引器を

器用に使いこなして

処分していますが、

次の肺炎が命を脅かしかねない程の

重篤になるかも定かではない。

不安定なバランスの上に

小康が成り立っていると感じ、

日常の生活に

妙な緊張感が漂っています。


閑話休題(それはさておき)……


 十分に重いマクラを

置いてしまいましたので、

本題は肩の力を抜いて

無駄を進めていきましょう。

季節の変わり目というものに

ほとほと困ってしまうのは、

ただ逸般人がオッサンへの電車道を

走っているだけではないでしょう。

それにしても、夏日直前を

味わった次の日に

早春を思わせる冷え込みは

身体に堪えますし、

だからこそ、失せ物だって

増えてしまいます。

夏日に迫りますと

多用するのは夏小物でして、

先日のお花見でも

扇子を仰いで涼んでいたのですが、

久しく使ってこなかったから

手癖を思い出すため

しっかり管理すべきですが、

撤収する時に慌てたのか

早速紛失する体たらく。

自分を責めようにも

何処で無くしたかすら覚えておらず

結局諦めるしかなく、

早速、季節商品のコーナーから

新しい扇子と袋を買い直す始末。

しかも触感の気に入ったものからの

買い替えですから

どうにもしっくりこず、

1か月も使わないまま

何処かに失くしてしまいそうな

予感がしてならない。

品物自体は300円と

それほど高価ではないにしても

愛着のあるなしで

取り扱いには大きな差が生じ、

かと言って、無くさないように

大枚を叩いて買うのは

この性分ではリスクが大きすぎる。

参ったよ……と

新しい扇子の入った新しい袋で

アタマをぺしぺし叩いています。

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