26年4月4日号『そういうことか』
貴重なお時間を割いて、
無駄文に目を通してくださいまして、
誠にありがとうございます。
花の命は短い。
ここ数年は晴天続きで、
満開から葉桜までの期間は長い
印象がありましたが、
今年は今日の荒れ模様で
一気に散ってしまいそうです。
そもそも、何時満開が
宣言されたのかも知らないまま
散り急ごうとしている桜。
最近、世事をキャッチできないのは
自身の至らなさもありますが、
季節は4月なのに、
まだ1月の末から2月あたりに
いるような時間の流れを
感じているのは
若年性痴呆の恐れもあるのかと
鳥肌の立つ思いになります。
解消するには
旬の食べ物を口にする。
今は冷蔵技術の進歩によって
年がら年中旬に近い状態で
食べられるようになりましたが、
それでも拘って、
春物を食べるように
心掛けなくてはならなそうです。
閑話休題……
如何に雄弁で面白い人でも
話の内容は同じなら
「またその話?もういいよ……」と
うんざりしつつも、
空気が悪くなるのを恐れて
愛想笑いに終始する。
大人とは我慢であると
その第一歩を味わっている
新社会人の方も多いように思えます。
(まぁ、今のご時世、
「それって残業代出ます?」と
あっさり言い放つ
強いメンタルの持ち主がいるとも
聞きますから、
懇親会を催すにも
リスクが付きまとうとか)
一方で、
同じ人の同じ話題でも
面白く聞ける人だっている。
その典型が噺家さん。
独特の節回しや口調で
唯一無二の存在感を醸し出す方も
いらっしゃいますが、
基本、落語・講談の台本は
新作・創作でない限り
一言一句変わりませんし、
伝承の基本は守破離。
師の教えや型を忠実に守り(守)、
それを応用・改善し(破)、
型から離れて独自の世界を
確立する(離)、
そのプロセスの中にありますと、
いろはとされる【時そば】
【寿限無】【饅頭こわい】に
アレンジが加わることはありません。
内容が同じなのに
面白さに開きが生じるのは何故か。
それは語り手側ではなく、
聞き手側の姿勢に関わってくる。
何度も見ている動画を
また見たくなるのは
聞き手側が気持ちよく
大笑いしているから、
気持ちが沈んでいる時に
笑い声を聞くと
それに引っ張られて
不思議と愉快な心地になりますし、
その体験を味わうと
面白いと分かっているので
繰り返し聞きたくなります。
条件や環境が整っていれば
誰しもが配信者になれるご時世、
プロ・アマ問わず
面白い話し手はごまんといる中、
気持ちよく話を続けるよう
面白く聞いてくれる方は少ない。
「そういうことか」と
納得できる結論に至れたのを
素直に喜んでいます。




