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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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3428/3551

26年1月11日号『史上最速は趣を割く』

 貴重なお時間を割いて、

無駄文に目を通してくださいまして、

誠にありがとうございます。


 最も日中が短いのが冬至で

地表を温めるのは直射日光ですから、

最も寒くなるのはその時期のはず。

しかし、二十四節気を眺めますと

現在は小寒の期間中、

そしてその次は大寒と

日中の時間が伸びているはずなのに、

もう一段階寒さが厳しくなる。

これは一体?と確かめますと、

地球の大気や地表、特に海水は、

夏の間吸収した熱をすぐに

放出するわけではありません。

冬至を過ぎても、日中に受け取る

太陽エネルギーはまだ少なく、

夜間に宇宙空間へ放出される

熱量の方が上回る状態が続いて

気温は更に低下。

この熱収支のマイナスが解消され、

気温が底を打つのが、

冬至から1ヶ月あまり経った

1月下旬から2月上旬で

それが大寒に当てはまる模様です。

冷静に考えますとなるほどと

納得を引き出せもしますが、

これをなぜなぜ期

(2~6歳頃の子供が

「なんで?」「どうして?」と

身の回りのあらゆることに対して

質問を繰り返す時期)のお子さんに

問われた時に、これを分かりやすく

説明できますか?

今なら気付かれないよう

スマホで検索できますが、

それすらなかった時に

これができたかどうか……

私には到底できません(胸を張るな)。


 閑話休題(それはさておき)……


 先程も申し上げたように

小寒から大寒の期間が

最も気温が低い時期とあって

植物も辛抱を強いられますし、

この時期に花開く植物なんて

到底見られないはずですが、

地域によっては既に梅が

咲いている場所があるのだとか。

(年中暖かい気候の沖縄を除く)

言わずもがなの史上最速記録で

毎年のように塗り替えられますと

バーゲンセール状態になり

価値が値崩れを起こしてしまいます。

大体は立春を迎えた時に花開き、

少しずつでも春に向かっていると

ホッとする気持ちになれますが、

こんなに早まりますと、

春の使者が花粉になってしまい、

そのネガティヴイメージが

梅にまで及んでは

とんだ迷惑を被ってしまう。

それならまだ冷え込んで

影響力の及ばぬうちから

咲き誇って払拭した上に

少しでも間を開けて

目立つ時期を伸ばし、

いいイメージを持ってもらいたい、

そんな承認欲求が透けて見える。

植物にそんな俗っぽい考えは

ないでしょうが、

兎にも角にもスピード勝負は

季節感という趣を割きかねない。

枕草子における【わろし】は

こういった時に使えるようです。

それよりも

梅と桜の間に挟まれて

肩身の狭い思いをしているかも

しれない桃の花の気持ちも

考えてやってくださいよ……

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