25年10月20日号『避けさせてくれない』
貴重なお時間を割いて、
無駄文に目を通してくださいまして、
誠にありがとうございます。
先日のインタビューの時点で
半袖で平然としていられましたよ?
それが急激に気温が下がって
長袖でないと過ごせなくなったって
何なんですか?
去年買ったデニムジャケットは
この春仕舞い洗いしたっけ?
早急に必要なら
除菌消臭剤を買わないと……
というか、ギンガムチェックの
カットソーしかなかったっけ?
45の身体にそれは
似合うどころの話じゃないぞ。
唐突に始まった強制冬支度に
浮き足立っていますが、
44歳の秋、醜態を知ったことで
初めて年齢に合った服装が
どんなものなのかと調べ、
できれば無地のシンプル、
ボーダーのデザインが入っても
そこに1色程度が許容範囲。
全身で2色~4色ぐらいにまとめると
見栄えが良くなると学び、
同じ轍を踏まないように
ユーズドショップに足を向け、
品々を物色、
最終決定は袖の長さと
腕の長さがフィットするかの
試着は欠かせません。
(それでも今年の夏、
そこで買ったベージュのボトムスの
後ろポケットが唯のデザインだった
罠に嵌りましたが)
閑話休題……
忌避。
大辞泉先生によりますと、
【嫌って避けること】とあります。
この年齢になりますと、
嫌って……とまでは言いませんが、
避けなくてはならないものが
増えてきています。
その代表が揚げ物。
高温調理では食材中のアミノ酸と
糖が反応して生成される
アクリルアミドには
発がんリスクが指摘されていますし、
体内の糖化を促進し、
老化や様々な病気の原因となる
AGEs(終末糖化産物)を
生成しやすくなるとされますが、
健康に留意したとしても
チートデイを設けて
外食で手を抜こうと思ったが最後、
炒め物・揚げ物のオンパレード。
注意喚起で完全に抜くではなく
程々に……の謳い文句が
ありませんので
「これでは何も食べられない」と
頭を抱えることもあります。
栄養の偏りも考慮に入れますと、
インスタント食品も以ての外で
ここ数年は口にしなかったのですが、
大変お世話になっている
包括支援センターの方から
小学校主催の秋祭りに招待され、
行った時のこと。
たけなわになった頃、
参加者全員を対象にした
抽選会がありまして、
母校の姿を懐かしみながら
マイクに耳を傾けていますと
逸般人の名前が呼ばれました。
こんな所で運を使わんでも……と
景品を受け取りに行きますと、
そこにあったのは
それだけで1キロカロリーを誇る
某超大盛インスタント焼きそば。
食べ切れない程
食が細くなったわけでは
ありませんから
ペロッといけますが、
「これってどうするよ……」と
帰路に就きながら
軽く途方に暮れています。




