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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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3365/3377

25年10月18日号『野生の即効性』

 貴重なお時間を割いて、

無駄文に目を通してくださいまして、

誠にありがとうございます。


 一日一生。

今日より若い日はない。

だから1日1日を一所懸命に生きる。

もう若くないと悟った時から

常に頭にある言葉です。

偶然機会をいただけた

今日のキャラバンでも

話せることは話せたはず。

とはいえ、笛吹けど踊らずなんて

ザラにありますから、

どれだけ此方が

熱を持っていたとしても

結局は受け取られた方が

どうお感じになるか。

これはもう託すしかありません。

兎にも角にも

これまでの半生の中でも

1,2を争うイベントが終わりまして、

絶賛燃えつき中ではありますが、

無駄文は待ってはくれませんし、

呆けてしまっては

オンタイムとのラグが開くばかり。

何とか1本綴ろうと思います。


閑話休題(それはさておき)……


 風が吹けば桶屋が儲かる。

風と桶屋なんて

全く繋がりがなさそうですが、

風が吹くと土煙が立つ。

そこで目が悪くなる人が増え、

目の不自由な人が弾く三味線に

貼られる猫の皮が不足し、

猫の皮を集めようとすると猫が減る。

そうなると天敵がいなくなると

ネズミが増えて桶をかじる。

そして桶が使い物にならなくなり、

新しい桶を新調するため

桶屋が儲かる。

飛躍が過ぎている感じですが、

発想を遠くに飛ばすという意味では

面白い展開ですね。


ここで皆さんの想像力を

お借りします。

風が吹けば桶屋が儲かる。

この繋がりが発生するまでに

どれぐらいの期間を要するでしょう?


土煙で目を傷めて

お医者さんに診てもらい

失明と診断される(1日)

 ↓

目を使った仕事ができず、

注入が途絶え、

失明しても食べていける

身の振り方を考えた結果、

三味線で食べていこうと決意(3日)

 ↓

三味線を買い求める

失明状態なので時間を要する(3日)

 ↓

急激に高まった

三味線の需要に応じるため

製作側は材料となる猫の皮を

集めようと猫狩りを行って

材料を確保する(30日)

 ↓

天敵の猫が激減して

ネズミが大量発生

ハツカネズミと仮定(20日)

 ↓

桶が(かじ)られ、

新しい桶を買い求める(1日)

 ↓

桶の需要が高まり桶屋が儲かる


色々な要素が絡めば

更に日数がかかりそうですが、

貧相な逸般人の想像力でも

桶屋が儲かるようになるには

2カ月かかっていますから

遅効性があると考えられます。


令和時代における

風が吹けば桶屋が儲かるは

多方面で見られる熊の目撃情報。

奈良にも出没しているそうですし、

駆除対策に一悶着している

地域もあって

被害が広がっていると聞きます。

ここ数年で立て続けに

言われているドングリの不作が

里山に下りてくる原因と

されていますが、

それにしても従来よりも早く

狂暴化している。

思い当たる節は森林を削る原因に

なっているのがメガソーラー。

奈良は古墳が多いのは有名ですが、

とある古墳では

墓陵の周りをぐるりと

ソーラーパネルが取り囲んでいる

異質な光景も見られます。

自然を削ればエサが減り、

それを求めて熊が下りてくる。

問題視された途端、

出没機会が急増しているように映り、

野生の即効性に驚かされます。

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