25年10月16日号『高くねぇかい?』
貴重なお時間を割いて、
無駄文に目を通してくださいまして、
誠にありがとうございます。
言わずもがな、奈良は観光都市で
海外からのお客様が
ひっきりなしに足を運んできます。
今年は一昨年閉幕を迎えた
大阪万博の影響で例年以上の人出で
ごった返していています。
その万博も先日閉幕し、徐々に
観光客数が落ち着くでしょうが、
来年は更に奈良が活気づく
可能性は残されています。
来年の大河ドラマの主人公は
豊臣秀長。弟として太閤秀吉を
補佐し、もし長生きしていれば
豊臣家の天下は安泰だったと
言わしめる程の名将で、
早すぎる病没から秀吉の様子が
おかしくなったとされています。
秀長の居城は
100万石とされた大和郡山城。
当時から東大寺・唐招提寺と
寺社の影響力が強大な中、絶妙な
落としどころに築城されています。
現在も天守はないものの、
外堀までちゃんと残っており、
日本史に精通している方が
聖地巡礼して歴史の香りを
満喫するいい機会になるでしょう。
地元にスポットライトが
当たりますと、
観光客が押し寄せるのは
目に見えていますから、
まだ注目度が低い25年のうちに
観光するのがセオリーかと
有志の方々と歩き回ります。
強力な追い風が吹いていますから
千載一遇の町おこしチャンスを
逃がさない手はなく、
秀長公について書かれた
パンフレットや郡山城跡の
観光マップが設置されています。
町歩きの一環として、
開発されるのが謎解き。
各所に散りばめられたクイズを
解きながら歩き回る
主に若年層の方々に
向けられたイベントが打たれ、
来年に向けての準備が
着々と進んでいる模様です。
そこで気になるのが参加費用。
老いも若きも関係なく
1人1900円って高くないかい?
そう感じて
謎解きの相場を調べてみますと、
一般的な謎解き脱出ゲームの
参加費が3000円……
さ、さんぜんえん!
比較対象と並べますと
確かにお手頃感はありますが、
それでもなぁ……と
更に探ってみますと
個人・少人数・学生団体さんへの
標準的な相場は50万~150万円、
企業的な相場は150万~300万円、
業界のトップランナーとして
名の知れている企業となると
2000万円~1億円と
まさに破格な世界になっています。
今回のケースは
一般的な都市部での制作に該当し
30万円~100万円だとか。
そこまで値が張るには理由があると
内訳を調べてみますと、多岐に亘り、
一読するだけで
「あ、確かに要るなぁ」と
納得するばかり。
先行投資費が張れば張るほど
黒字に転化するのは困難そうですが
PRできる期間が1年以上と長期なら
大仏商法と揶揄され
商売っ気が薄めとされる土地柄でも
収益は上げられそうです。
本当に……そうかなぁ……




