25年10月10日号『不便だっていいもんだ』
貴重なお時間を割いて、
無駄文に目を通してくださいまして、
誠にありがとうございます。
11月3日の逸般人でございます。
長く続いたランク入りでしたが、
とうとう途絶えました。
通常運転に戻れたと思う一方で、
内面でちらりと見えた口惜しさ、
人間の欲深さを噛み締めています。
しかし、これらの増減は
他者評価によって決まるもの。
自力では何ともならないので、
のんびり続けるしかなさそうです。
閑話休題……
不便だっていいものだ。
そんなことを言い出しますと、
田舎人間の強がりでしょ?と
鼻で笑われそうですが、
意外とそうでもないんですよ。
次の初めを迎えますと
何かしら値段が上がっている。
しかも大量と言っても
差し支えないほどの品目が。
そうなりますと
財布の紐は更に締まるのは
市民感覚としては当然でしょう。
企業努力で据え置かれる商品も
実は内容量が減っていると
ステルス値上げに
涙を禁じ得ない時もあります。
そうなりますと
軽々に外食に行くのも難しく、
自炊するのが基本線で
料理を得意とされる方が
配信されている動画の中から
ご家庭でも簡単にできるレシピを
保存して試されるのが
理想だとは思いますが、
1人寡婦になりますと
炊事も面倒になってきます。
だからと言ってその度に外食・
お弁当・お惣菜に依存すると
エンゲル係数は上昇します。
最近の風潮では
コンビニに置かれている商品は
定価でしか販売されないので
贅沢品とされていますし、
ディスカウントショップに行けば
お手頃価格で売られている。
それでもコンビニを利用する
動機はタイムパフォーマンス。
いくら激安のお店を見つけても
車に乗ってそこに行って
燃費を支払った結果、
割高になったでは馬鹿馬鹿しい。
それなら高くとも近場で
済ませるのは理に適っています。
コンビニが利便性の象徴とされた
理由が365日24時間営業。
以前はそれが常識でしたが、
地方部では
それが徐々に崩れてきており、
最も近い店舗では6:00~22:00と
営業時間に限りが設けられ、
深夜の誘蛾灯として利用できず
顎を落としたこともあります。
ところが不便にも利点がある。
それが割引シールの存在。
終日営業されていますと、
どのタイミングで貼られるかを
掴み切れませんが、
閉店時間があると
消費期限が当日限りのお弁当は
早々に捌こうと
早い時間帯に貼られますし、
半額が貼られる頃合も比較的早い。
そして贅沢品という印象から
大手のスーパーよりも競争率が低い。
ワンコインのお弁当が
半額で250円だなんて
飛びつかない手はありませんもの。
不便だっていいもんだ、
ホクホク顔で帰路に就くのです。




