25年10月3日号『変わる常識』
貴重なお時間を割いて、
無駄文に目を通してくださいまして、
誠にありがとうございます。
登壇するキャラバンまで2週間。
既に打ち合わせも済ませており、
話す内容は決まっているのですが、
ある程度の言葉を準備して
話したとしても、
それは決して生の声ではない。
空気感を肌で感じて湧いてくる
言葉こそが本当の声と考えると
作る言葉は最低限に留めて
あとはその場の雰囲気に
委ねる方がいいかもしれません。
(ただ、考えるのが面倒になった?
と糺されれば
返す言葉もございません)
閑話休題……
時代が移れば常識は変わるもの。
昔の常識が通用しなくなって
恥をかく場面が度々訪れます。
大概は進歩に追いつけなくなる
パターンかと思いきや、
今回は真逆の退歩に驚いた
スチャラカをお届けしましょう。
めくるめく「知らんがな!」の
世界をお楽しみください。
時はお昼時。
お腹を空かせた逸般人は
街中を当てもなくふらふら歩きます。
少し前までは500円でお腹を満たせる
お店が数多く乱立していましたが、
物価高による値上げの影響か
1000円以下を売りにしているお店を
探すのにも苦労します。
足を使って細々探せれば
個人で経営されているお店にも
当てはまるものがあると思いますが、
探して見つけて時計を見ると
ランチタイムが終わっていたでは
流石に馬鹿馬鹿しいとあって、
時間がない時には
大手のファミレスを目指します。
コンビニと言えば
365日24時間営業だった。
ファミレスと言えば
終日深夜までやっている。
これが若い頃の逸般人にとっては
常識の範疇にありました。
ところが、最近はそうでもなくなり、
コンビニが24時間営業ではなく
午後10時になると閉店する。
プリンターが故障して印刷しようと
深夜のコンビニに足を向け、
薄暗くなった店内を目にして
「うそやろ……」と顎を落としました。
今回はランチタイムのファミレス。
営業時間を鑑みますと
当然開いている時間帯のはず……
ところが入口には
【閉店日:火曜日】との悲しい現実。
ちょっと待って、
1か月前は普通にやってましたよ?
600円でランチが食べられましたよ?
結構人、入ってましたよ?
人員が補充できないとなると
お店は閉めるしかない。
苦しい胸の内を
汲み取ることはできますが、
それはあくまでも
此方側の予測でしかありませんし、
慮ったとて食事の時間は
刻一刻と短くなっていく。
まじかぁ……やってないか……と
令和時代の新常識、
平日に閉店するファミレスの前で
呆然と立ち尽くします。




