25年9月20日号『それ、本当かぁ?』
貴重なお時間を割いて、
無駄文に目を通してくださいまして、
誠にありがとうございます。
大阪・キタ地区(梅田界隈)は
少し足が遠のいただけでも
ビルの丈比べが激化の一途を辿るわ、
あちこちで再開発が
繰り広げられているわで
様相が一変しますし、
行き慣れていても拡張を続ける
梅田の地下街では
記憶したマップが通用せず、
道に迷うこともありますし、
地下から地上に上がってきた時の
「あれ?ここどこ?」の独白は
避けては通れなくなっています。
逸般人の基本的な行動範囲は
奈良に限られていますが、
その駅で降りるのが
数年どころか10数年ぶりとなると
様変わりした様子に
何時の間に都市風に寄せた?と
唖然とすることもあります。
まぁ、主な産業を
観光業に全振りしていますと
県外就業率も高くなり、
奈良府民と揶揄される土地柄で
ベッドタウンの役割を
果たすための再開発と言われれば
納得せざるを得ません。
掘れば何か歴史的な資料が
出土してもおかしくはないとされ、
歴史的建造物が
数多く遺されていることを考慮して、
敷かれている景観条例の影響で
再開発の進みが遅れている
地域もありますが、
時間が経てば環境は変わるもの。
駅を降りるのが数年どころか
10数年ぶりともなりますと
街の様子が一変し、
とうとう都市化の波が
押し寄せてきたかと
時代の変遷を噛み締めつつの
街歩きも楽しみになります。
(暑さもそろそろ落ち着いて
行楽シーズンに入りそうですしね)
そんな中をぶらつきますと、
元々コンビニだった店舗を
居抜きにしたフィットネスジムが
所々で見られるようになりました。
女性専用が全国展開されているのは
コロナ禍に入る前から
知っていましたが、
競合他社が客層を広げたようです。
コロナの渦中に
落ち込んでいた市場規模も
一気に水準にまで戻っており、
今後も健康志向の高まりで
拡大の一途を辿るだろうと
目測が立てられています。
さぞ千客万来ムードかと思いきや、
見かける時間もあるのか
賑わっているように感じられず、
何なら、ホットヨガスタジオの方が
行き交う利用者を見かけるぐらい。
以前、さおだけ屋だけは
何故潰れないのか?という
書籍が話題になりましたが、
それがフィットネスジムに
挿げ替わっても
何ら不思議ではなく思えます。
考えを突き詰めますと
会員制で月会費が安定売上になり、
施設によってエステ・シャワー・
スパ・サウナ・コインランドリーと
忙しない日々を送る上で
併設されているサービスも
利用できるのはメリットは大きい。
そして、本来の役割である
プロのトレーナー指導の下、
無理せずトレーニングができる。
そりゃぁ、場所さえよければ
流行るだろうとは思い至れども、
閑古鳥が鳴いているように映る
フィットネスジムを横目に
「本当かぁ?」と首を捻ります。




