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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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3327/3384

25年9月10日号『雑感二本立て』

 貴重なお時間を割いて、

無駄文に目を通してくださいまして、

誠にありがとうございます。


 ちょっと遅すぎる。

素人目にもそう映った総裁辞任。

去年の衆議院、そして7月の

参議院選挙でも議席を減らし、

都議会議員選挙も振るわなかった。

しかし、責任を取らないまま

内政を続けていれば、

有権者はそっぽ向きますし、

支持率が下がる傾向を辿るのは

火を見るよりも明らかでしょう。

(そもそも、去年の総裁選における

決戦投票で不可解に見える決着が

現内閣への不信感を抱く

きっかけになったわけですが)


 これからは次の総裁選に向けた

準備期間が始まるわけですが、

この1年間で付いた

マイナスイメージが相当で

その影響で既存政党ではない

新たな政党に票が集まり、

国政に公認候補者を政治家として

送り込めています。

そうなりますと、

政権与党側が取れる対策を

素人目線で考えますと、

これまでの施策とは真逆の方針を

立てている候補を選ぶ。

または、変わらない顔触れに

厭世(えんせい)観を抱く

若年の有権者に向け、

中枢を担うベテラン議員を刷新、

若手議員に旗頭に立ってもらう。

そんな大胆な施策に

舵を切らなければ人心は

戻ってこないように思えます。

かと言って、

どちらの道を辿ったとしても

その全てを取り戻せる確証はない。

既に漂ってくる手詰まり感に

苦笑いが浮かぶばかりです。


閑話休題(それはさておき)……


 ピア・スタッフとは何ぞや。

手探り状態のまま

1か月が過ぎようとしています。

これまでは話すことに重きを置き、

雑談力を磨く関連の

書籍を購入してきましたが、

ピア・スタッフの役割は傾聴。

聞き手側に回りますから

求められるものが変わってきます。

雑談力に必要なのは

受け答えの中で広がりそうな

話題を探す耳だと考えましたが、

傾聴力に必要なのは、

相手がこの人なら話したいと

思ってもらえるような

空気感を作ることで

そのための沈黙を厭わない・

会話・雑談を

キャッチボールと捉えますと、

ピア・スタッフの傾聴は

野球のブルペンキャッチャーの

立ち回りに似ています。


まだ短い期間ですが、

得られた教訓で

軽々に言ってはならないと感じる

一言があります。

それが「わかります」の返答。

同意や共感を表現するのに便利で

雑談ではよく使いますが、

傾聴の場ではあまり得策ではない。

当事者の苦しみやしんどさは

本人でないとわかりませんし、

勇気を振り絞って

身の上を話そうとされる方に

茶々を入れるような返答は

失礼にも程がある。

静かに耳を傾ける態勢に

余計な言葉はいらない。

聞くだけなら楽だと

思われる立場ながら、

その難しさに直面しています。

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